不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

夜行バスで弾丸ツアー

この週末は恐らく人生初の「弾丸ツアー」というものを実行しました(笑)
金曜日の夜行バスで滋賀県まで行き、土曜日の夜行バスで戻るというもの。
20代の頃に大阪だったか名古屋だったかに勤めていたとき、一度だけバスで帰省したことがありましたが、その時は結構疲れた記憶があります。
昨今のバスは居住性も向上して長時間でも疲れないようなシートになっているようです。

金曜日は念のため午後半休を頂き、土産物を買ったりその他準備をして、夕刻中野区の高歩院に向いました。毎週金曜日はそこで坐禅をしており、それを終えてから徒歩でも行ける新宿バスタに向いました。
バスタを利用するのは初めてです。確かに昔は新宿駅周辺あちこちに長距離バスが待機していたりして、渋滞の原因となっていましたが、現在はバスタに集約されていて大変便利です。
しかし時間ゆえなのか、コロナ禍故なのか、食事をするところが意外になく、結局バスタ内のコンビニで軽食を食べました。12月とは言え、長くない時間なら外にいても問題ないというのも助かりました。
今回、私はバスの予約をかなり早く行ったので往路は運転手席のすぐ後ろ、復路は左側一番前(最前列は交代要員の席になっていてカーテンが掛かっているため、そのすぐ後ろ)に1人で座れました。そのお陰で多分バスの移動と言えどもかなり快適な方だったと思います。あと飛行機に較べて幅が若干狭かったものの、それを補って余りある足元の広さが快適でした(笑) 前の席が全開にリクライニングしても不快感がないほどです。飛行機の座席もこの位になって欲しいところです。

バスにはトイレはありませんでしたが、途中2回ほどサービスエリアに立ち寄ったため問題なく。
今回初めてワイヤレスイヤフォンを外で使いましたが、あれはダメです(笑)、少なくとも私の旅のスタイルには。私は基本イヤフォンは歩いていたり自転車などに乗っているときはもちろん、電車の中でも使いません。使うのは今回のように長距離移動の時だけです。で、往復で何度かそのワイヤレスイヤフォンを床に落として大変でした(笑) また、往路は充電か完全でなかったので電力が切れるのも早かった。
ということで私の場合、ネックストラップ式で、もう少しバッテリー量が多めのイヤフォンの方が良いと思った次第。

降りた場所は滋賀県南草津駅。関東圏の人だと「草津」というとどうしても群馬県の草津を連想してしまいます(笑) 間抜けなことに私も到着後とか出発前に温泉でも入ろうかなぁ、などと考えてしまって、しばらくしてから違う「草津」であることを何度も思い出したりしたほどです(笑)

旅の顛末はまた別に書きますが、帰路もまた23時過ぎに南草津駅東ロータリー前にて待機。この時間帯は10分ごとに色々な長距離バスが到着するので驚きです。なんでこの駅なんでしょうか。帰路は前述の通り、交代要員の席のすぐ後ろ2席を1人で使いました。どうもこの場所はもずっと前の席がリクライニングされている不便さの代わりに1人用にしているらしく、大変快適でした。私以外のほぼ全席は二人で座っていましたから(笑) しかし飛行機と違って前後の間隔が広く、全席がいっぱいにリクライニングしてもそれほど圧迫感がありません。
困ったのはワイヤレスイヤフォンを落としたとき(笑) バスは高速道路走行中は消灯しているのでかなり暗い状態です。一度目は落としてすぐ拾いましたが二度目はもう面倒になったので休憩時間でバスが止まってから拾いました。みんなどうしているんでしょうか。帰宅後に息子に話したらプラグの大きさがあっていないのではと言われましたが、多分これが一番フィットしてます。

今回荷物は棚に載せられる大きさですが、スーツケースでも問題ないようです。(全員が海外旅行で使うような大きなスーツケースだと拒否されるかも知れませんが、今時の長距離バスの貨物室はかなり巨大です。

バスなので熟睡はできませんが、持ってくればよかったものの一つはゲルクッション。海外旅行時には必ず使っていますが、夜行バスでも持ってくればよかった。ただしバスのシートは飛行機のそれよりもやや快適です。

料金はバスのグレードにもよりますが、私が選んだのは大体中ぐらい。片道7000円程度です。新幹線の半額です。時間に余裕があり、費用を抑えたいのであれば夜行バスは寝ている間に着くのでお得です。とは言え今回は弾丸ツアーだったので若干疲れましたが。もっとグレードの高いバスだともっと快適なのでしょうね。もう少し上のグレードだと3列なのは分かっていましたが、今回は敢えて普通の観光バスと同じ4列にしてみました。昔乗った夜行バスは3列でも疲れましたが、今回のバスは最前列だったという事もあり割に疲れませんでした。場合によっては3列ぐらいの方がいいのかもしれません。なお片側2席でも間にカーテンがあり、プライバシーは保てます。ただ私の乗ったバスは通路側にはカーテンはありませんでした。通路側にカーテンがあるバスもあるようです。

いずれにしても早めに予約するとバスの最前列が取れるようなのでご参考までに。

令和四年臘月十二日
不動庵 碧洲齋

写真はネットのものです。私が乗ったバスには通路側のカーテンはありませんでした。