先ほどWikipediaで合気道開祖、植芝盛平先生のページを読んでいたら興味を惹く事が記載されていました。それは植芝先生の教え方についてです。以下Wikipediaより一部抜粋。
「古典的な達人の教え方で、一度型を見せたら、同じ型をしない、弟子が見せても「結構や結構や」といい現代武道のような細かく手取り足取り教えたり、細かな技術体系があるような教え方ではなかったようだ。メモをしても怒るため「なぜ教えてくれないのか」と弟子が問うと「教えてしまうと、型にはまってしまいそれ以上伸びず、お前の為にならない」とけむに巻いていた。この為一握りの人間はかなり強くなれるが、才能のない人間は全く伸びず辞めていった。」
これ、当流の宗家の指南スタイルと全く同じです。驚きました。
どちらの教え方が良いかという考えは棄てましょう、方法論の問題です。
当流の場合「技を学ぶ」と言うよりも「技で学ぶ」事が多い。
技法を以て真理を教える、或いは原理を教える、そんな感じでしょうか。
一度見てその技を覚える技術も当流門下生であればそれなりに優れてますが、技の収集に終始してしまっている人もいれば、武技武術の摂理から込められた哲学を推し量る人もいます。
どちらが良くてどちらが悪いというのはありませんが、いずれにしても技や知識に拘泥しないとは言えるかもしれません。こういう教わり方に慣れると、とっさのことに強くなります、多分(笑)もちろん反復練習はそれはそれでアドバンテージも多いのは理解します。
確かにこの教え方は体系的ではない教え方かも知れませんが、私はそれは各自各々研究せよと言われているような気がしてなりません。
令和参年臘月十四日
武神館 不動庵道場
不動庵 碧洲齋
《お知らせ》
武神館 不動庵道場 開庵
【日時】2022年1月8日土曜日、13:00-15:00
【場所】谷塚上町会館:草加市谷塚上町231-1
【アクセス】東武スカイツリー線 竹ノ塚駅西口
東武バス 竹04/竹05にて約10分、又は竹06にて約15分。
バス停「谷塚上町」降りてすぐ。
駐車場あり。
入門希望者・興味ある方はご連絡ください。