不動庵 碧眼録

日々想うままに徒然と綴っております。

武芸者の眼

恐らくこれは長年武芸を嗜んできている者であれば別段特別なことでもないと思いますが、武芸者が持つべき「眼」というものは概して「顕微鏡」と「天体望遠鏡」を兼ね備えたものであると痛感させられます。

技の動きは時として任意の一点に対して機能させる為に、有機的にリズム、タイミングを合わせた、無数の微細な動きの集合体です。

同時に、数手先の未来、大局的な戦略まで読むことを要求されます。

それより高い次元もありますが、基本この二つを同時に持つことが、優れた武芸者には必要ではなかろうかと思います。

更に付け加えるなら、それらは全て無意識下の動きとしなければなりません。ムカデの足が淀みなく機能しているように、武技の動きを構成する無数の小さな動きは稽古にて逐一錬磨、確認しつつも最終的にそれらは意識がありながら無意識に作用させねば相手に知覚されてしまいます。
その方法と鍛錬方法はまた別の機会に。

随分と大上段に構えたことを書いてしまいましたが、私とてまだまだ、修行途中であることを付け加えておきます(笑)

 

 

令和参年皐月朔日
武神館 不動庵道場
不動庵 碧洲齋

 

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