今し方、庭の手入れをしてきました。 冬にかなり大規模に間伐をして、少々やりすぎてしまったかと思うぐらい庭の樹木を伐ったのですが、自然の回復力というものはやはり偉大で、モリモリと深緑を萌えさせています。 我が家には庭があります。で、庭の広さの割には樹木が多く、これはなかなか手入れが大変です。ただ両親が色々と考えて植えたもので、1年中、必ずどこかで花が咲いているように配置されています。 私は植物の知識はないので勘と経験で手入れをしているだけですが、基本、我が家にある八重桜を最重要樹木として、なるべく自然に手入れをしてます。 昨今日本の四季のバランスは大きく崩れています、本当に残念です。しかしその中で庭の手入れをして四季を感じることはやはり格別の歓びを感じます（庭の手入れは怠け気味ですが）。江戸時代なら子供でも知っている摂理を、今や学者しか知らない事も多いでしょう。それはよいことではないと思います。少なくとも四季折々を謳う日本人がそれではいけません。日本の生活は本来、四季に寄り添った習慣が多く、切り離せないものだと心得ます。 私は一時期、徒歩で通勤したことがあります。会社は徒歩でも30分程度のところにあり、大変便利なのですが、歩いていると確かに四季の移り変わりがよく分かります。この感覚は大変重要だと思っいます。 これを感じられる感性を磨くことは、ひいては日本文化を愛でる要ではないかと思った次第です。 令和参年卯月十七日 武神館 不動庵道場 不動庵 碧洲齋 ＊写真は自庭 
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