不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

防災の備え 3

さて、次は日常的に必ず持っていた方がよい災害用品について。

これは通勤時間や通勤形態によって変わりますが・・・自動車通勤の場合は常にほぼ完全なセットを持っているのでここでは電車通勤をしている場合を想定して書きます。

想定するのは「通勤時に災害に遭ってしまったら」です。日本人の平均的な通勤時間は1時間弱だそうですが、多分ドアツードアで考えたら1時間は超えると思います。つまり往復2時間。会社や自宅であれば完全な防災用品があるにしても通勤中は何もありません。その通勤中に必要だと思った私が選んだアイテムが以下の通りです。

1.LEDライト。単4乾電池サイズのものでも十分です。キーホルダーなどに付けておけば忘れることがありません。とても小さなものなのでもう一つあってもいいと思います。また、昨今はUSB充電式のものも普及して性能も良いのでそちらもお勧めです。予備電源があればかなり長時間使えます。私がいつも持っているのは連続使用36時間4段階照度単4乾電池のLEDライトと連続使用4時間USB充電式LEDライトです。

2.ナイフ。これは大変小さなもので構いません。銃刀法では刃渡り6センチ未満であれば携帯しても大丈夫とか言われてますが、やはり正当な理由なしには6センチ以下でもダメで、軽犯罪法に触れる恐れがあります。私が持っているものは折り畳み式で3センチぐらいの大変短いものです。これもキーホルダーに付けています。刃物は人類最初の道具らしい道具ですから、持っているだけではなくて日頃から使い慣れて欲しいところです。

3.ホイッスル。意外な盲点ですが、これは色々考えた結果、必須です。地下鉄にいるとき、大きな建物の中にいるとき、夜間、自分が動けず助けを求めるときに声を出すとかなり体力を消耗しかつ声は意外と遠くまで響きません。しかし笛だと小さな呼気で遠くまで届く音を発することができます。しかもかなり小さなもの。女性などは防犯にも役立ちます。私は通勤距離が短く、ホイッスルを必要とする場面はなさそうなので持ち歩きません。

以上の三つはキーホルダーなどに付けて毎日持ち歩くことをお勧めします。

それ以外では、電源確保としてUSB充電式の予備バッテリーとそのケーブル。スマホとLEDライトの電源を確保する為です。私は5000mアンペアのものを持っていますが、大きさは人それぞれで良いと思います。ただ大した大きさ、重さではないので電車通勤の方はケチらない方がいいです。ちなみに私は電源コンセントからも充電できるUSBケーブル、巻き上げ式のUSBケーブルを持っています。

あとはファーストエイドキット。言ったらキリがありませんが、最低でも大型のバンドエイド、中型のバインドエイドを数枚ずつ。できたらケアリーヴのような完全密封型が好ましい。普通のものはすぐに汚れるので。私は両方持ってます。次に液体絆創膏。私は医療用のを持ってますが、なければ瞬間接着剤でもいいようです、ホントです。少し沁みますが、便利です。あとは飲み薬。念のため風邪薬1つ、バファリン6錠、抗生物質2錠、正露丸糖衣10錠です。あ、私の場合はコンタクトレンズを1セット入れています。ファーストエイドキットと既出のUSBケーブル類を一緒のポーチに入れています。丁度良い大きさのポーチを探したり、うまく収納させるのに苦労しましたが、大体掌サイズに収まりました。

余裕があれば(いつも持っている人もいるかも知れませんが)甘いもの、アメなども持っているといいかもしれません。

これらがあれば、通勤途中に何かあっても凌げると思います。

令和参年卯月十四日

不動庵 碧洲齋

写真は私がいつも持っているLEDライトと折畳みナイフ

IMG_20210414_163848.jpg