今年の2月13日、北海道旭川市の中学2年生の少女が先月遺体となって発見されました。2月中旬に軽装で家を出て、公園で凍死して雪に埋まったままになっていました。原因はいじめによるものだそうです。
こちらが記事になります。
「娘の遺体は凍っていた」14歳少女がマイナス17℃の旭川で凍死 背景に上級生の凄惨イジメ《母親が涙の告白》
https://bunshun.jp/articles/-/44765
あまりにひどい事件と学校対応なので書かずにはいられませんでした。
ブログで何度も書きましたがまた書きます。
私も小学校後半から中学校まで6年間、断続的にいじめに遭いました。
小4:2学期に引っ越してきた後から、数人から軽いいじめ。
小5:担任ボイコットに若干躊躇していたらいじめ(笑)
小6:何かよく分からない理由でキツいいじめ(男子からのみ)
中1:不良女子生徒の態度に注意して少しケンカがあってから軽いいじめ。
中2:いじめはありませんでしたが少数派グループでした。
中3:いじめられている人を何度か手助けしたらかなり過激ないじめに遭った。
自分は弱いくせに正義ぶったりしてたからこういう憂き目に遭うんですかね。ふり返るとそんな気がします。特に後悔はしてませんけど。
死にたいとかは思いませんでしたが、学校に行くのは憂鬱だった記憶があります。
小6と中3は特に指折り数えて卒業が待ち遠しかったように思います。
いじめられている人を取り巻く人たちは大抵、こんな風なカーストになっています。
1.直接いじめている人:私の経験では意外に人数は大抵1人か2人程度です。3人だったことはなかったように思います。
2.直接いじめている人をサポートする人:これは数人います。多いときは5.6人とか。この人たちは一旦裏切ると手厳しい制裁が待っているので恐怖に支配されていて、気分でいじめている1の人と違ってある意味一番きつく当ります。
3.たまにいじめる人:いじめの対象が自分に回ってこないように、たまに旗色をハッキリする為にいじめ行為に参加します。
4.無関心層:遠巻きに見ている人です。まあ、いじめグループが見ていないところで優しく声をかけてくれる人もいますし、先生にそれとなく伝える人もいます。トラブルに巻き込まれたくないのでホントに距離を置く人もいます。
大体この4階層ですかね。小学校6年生のいじめはエグかった。当時「機動戦士ガンダム」が大ブームでしたが、偶然私は結構上級のモデラーでした。なので学校では2.3.4レベルの階層の人たちも放課後人目を忍んで家にやって来ては「ごめんな」「ゆるしてね」とか言いつつ、何食わぬ顔でプラモデルの作り方を乞うような連中でした。当時はいじめが軽減できればと思い、親切丁寧に対応してましたが全然意味なかったですね。この時期に人の正義とは、人の品格、尊厳というものを学んだ気がします。こういう連中は今、何食わぬ顔で自分の子供たちに「いじめはいけないよ」って言っているんでしょうか、怒りを通り越して笑えます。私は逆にいじめには参加したことがないのできれいな心で息子にはそう言いますが(笑) まあ、子供の頃のいじめなんてした方はスッカリ忘れているそうです。なるほど人類は愚かな過ちを繰り返すものだと思います。
中1.2はそれほどでもありませんでしたが、中2の終わりぐらいでしたか、思春期だけに強さに目覚めて鍛え始めました(笑) この時期は鍛えれば鍛えるほど筋力が付くので面白かった記憶があります。で、小説や「北斗の拳」の影響だった気がしますが、書店で空手教本などを買ってきて庭で練習してました。そんなこともあって中3でいじめの対象になっていたクラスメート2人に対して堂々と交流を持っていたら(1人は同じクラブだったというのもありますが)私にも牙を剥かれました。これは一番最凶でしたね。おとなしそうな女生徒が私のいない間に私の机を足蹴にして、たまたま私がそこに入ってきたなどと言う、ドラマみたいなシーンもありました。また中3ともなると力もあるので男子生徒から力尽くで絡まれるとそれはもう痛かったのなんのって。
ただ私も結構依怙地なところがあって、自分の道を曲げないところがありました。弱いくせに正義ぶるとこうなります(笑) いじめられていた人には敢然と手を差し伸べ続けました。
また死にたいとかは思ったことはなかったですね。昭和時代でいじめによる自殺ってそれほど多くなかった気がします。分かりませんけど。
あ、学校の先生ですね。上記の時期、6人の担任がいましたが、全く無力でした。もちろん何度も訴えましたが全く話にもなりませんでしたね。小6の時なんかはチクったとか言われて何度かボコボコにされました。小学校から高校まで12学級11人の担任がいましたが、これはただ者ではないなと思った先生はたったの1人だけです。その先生は後日草加市や埼玉県の教育委員会のエラい地位の役職に就いたそうです。小3の時の担任でしたが、小3の私が見てもただ者ではないオーラを感じました。つまりよい先生に出逢う確率は1/12だったという事でしょうか。
ちなみに武芸や禅に関連してはこれ以上望めないくらい素晴らしい師匠に出逢って師事しています。こちらはずいぶんと運がいい(笑)
高校に入学してからは、まあまあいい友人に恵まれ、現在の武神館に入門して人生が変わってきました。ちなみに武神館に入門してしばらくしてから偶然、私にいじめをしていたボスに街で会いました。会ったらボコボコにしてやろうと思ったのですが、実際に目の前に現れてビックリ。腰が抜けるほど弱々しい(笑) 中学校の時に感じた恐怖感や威圧感が全くなく、逆に相手がビビっていたことに私が引きました。
現在ではいじめに対して社会が注目して学校もそれなりに対応してくれるところが増えてきましたが、この旭川の件を見るに学校はクズっぽい。何もしてくれない学校もまだまだあるように思います。
ちなみに私の知り合いに教育学部出身で現役の保育士がいますが、その人曰く「いじめはいじめられる側にこそ問題がある」と複数人の前でキッパリ断言してました。育てた親の問題なのか、学校教育の問題なのか、開いた口が塞がりませんでした。ともあれ、日本の教育はこんな感じです。
あと、現代ではネットもあるのでいじめはかなり陰湿になっていると想像します、嫌ですねぇ。
そういうものに打ち勝てる精神力を兼ね備えるのが一番なんでしょうけど、難しいですよね。私も解決策はすぐには分かりません。
ネットが使えるからこそ、関係各庁やメディアに直接訴えるというのも手ですかね(笑) おもしろいと思います。ただ一番心して欲しいのはそういういじめられている子供にとって、心から信頼できる大人が複数人いることが重要だと思います。親はもちろんですが、親以外でも各大人はそのように努めるべきだと思っています。
令和参年卯月十九日
武神館 不動庵道場
不動庵 碧洲齋
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