不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

謹賀新年

今年は妻子とも先に妻の実家に行ってしまったため、猫と二人だけの正月を迎えました。 初詣は毎年特に決めてませんでしたが、今年は我が一族の故郷、江戸川区鹿骨にある鹿島神社に行くことにしました。
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少し遠いと思ったものの、原付で40分程度でした。 今まで数回参拝しましたが、社が開かれて氏子たちが活動しているのは初めて見ました。 江戸時代までは五社神社と呼ばれていました。
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1260年、日蓮聖人が鎌倉にて松葉ヶ谷の法難に遭われた折、屋敷を寺として布施するほどに帰依していた石井長勝とその家臣、牧野氏、田島氏、中代氏、別系石井氏が日蓮聖人を救出、富木常忍のいる下総国中山の法華経寺に避難の警護をしてそのまま西の守り、荒川の辺の要衝であった鹿骨に棲み着きました。(すみません、私の推測が入っています) その土地に住み着いた時にこの五氏族の先祖を祭るために建立されたのがこの五社神社でした。もしかしたら、以前から社があって合祀したのかもしれません。明治時代には鹿島神宮からの分祠も受け、現在は鹿島神社と呼ばれています。この神社こそが759年間ずっと、我が一族の要です。
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嬉しいことにお守りの類なども販売していたので自分と息子の分を頂きました。近隣の住民には鎮守の社なのでしょうか。それなりに人が参拝していました。中には同じ苗字、遠い先祖が同じご家族もいるのだと思うと胸が熱くなります。 その後、祖父母までが眠っている日蓮宗の寺に行って手を合わせ、その後、大昔は貝塚で祭礼が行われていたという鹿見塚神社にも参拝。こちらは本当に小さな祠です。しかしここも我が一族には重要な場所でもあります。
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今年は多分、武芸については色々と忙しくなりそうな気がします。 とは言え、今年はとうとう天命の大台になるので、いい加減ロシア語の方ももう少し精進せねばなりません。また禅の方も修行が遅れ気味で実は少し焦りがないわけでもなく。世の中はどんどん便利になりつつありますから、文明の利器に頼って迅速にレベルアップを図って参りたいところです。 平成三十一年己亥正月 不動庵 碧洲齋