昨日臘八坐禅会第6夜から帰宅して風呂に入ったのですが、湯船に浸かりながらふと思いついたことがあります。あの「およげ!たいやきくん」の歌詞についてです。
「まいにち まいにち ぼくらはてっぱんの うえで やかれて いやになっちゃうよ」
で始まって
「おじさん つばを のみこんで ぼくを うまそうに たべたのさ」
というショッキングな終わりの歌です。
確か私が初めて所有したLPレコードだったと思います。
疑問に思ったのは一番最初の歌詞「まいにち まいにち ぼくらはてっぱんの うえで やかれて いやになっちゃうよ」。
たいやきが作られて売られて食べられるまでが1日のはずですが、ここでは「まいにち まいにち」なんでたいやきが1日以上の長さが分かるのか・・・って、今まで誰も疑問に思わなかったのでしょうか(笑)
で、私の推測ですが、この主人公の「たいやきくん」はきっと「輪廻転生」してきたのではなかったかと、ただし精進が足らないので毎回たい焼きに転生(笑) でも運命に歯向かっても結局最後はまた、食べられてしまうと言う結末を迎えることになる、という推測。
私は禅仏教徒なので輪廻転生は信じてません。何と言うかあってもなくても今を生きている自分にはほとんど関係ないという意味です。来世のために精進するのではなく、今現在のために精進して、結果それが自分や次の世界に良い影響を与えるのみ、というのが禅的生き方という事ですが。ただ来世を願って精進することも結果世の中に在ってはプラスですから、結果的には同じ事ですが。
在家が言うのも何ですが、禅的にはこの「たいやきくん」まだ徹底が足りんなぁ(笑)
輪廻転生は信じてませんが、先祖から脈々と続いている志というのか想いは信じてます。それはあると思います。その割には怠惰だなと自嘲気味ですが。
あと2日、もう少し精進します。
平成三十年戊戌臘月六日
不動庵 碧洲齋