不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

成田山新勝寺最終日

道場に掲げてあった額
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5時起床、最終日ながらよく眠れた。 ただ布団が硬いので節々が痛い。 いつも通り水の報告と御護摩参加。 御護摩の帰りに貫首様のご一行に遭遇。知らなかったのですが、貫首様は道場の裏手辺りにお住まいの様子。知らなかった。 朝護摩の後
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本日は曇り、やや寒い。これから粥座だというのに別段高揚感もなく。 7時5分、何故か7時5分きっかりを指定された。 3割粥に梅干しと焼味噌少し、それにお茶が出た。 5日振りに食べ物を口に入れる。まずお茶を飲んだが温かい飲み物がありがたかった。 焼味噌の味が強烈。全般に味覚が強くなった気がした。 合計3杯ほど頂くが、茶碗も小さく、大した量ではないと思うが、腹一杯になった。
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7時20分過ぎに退出。出立の準備。 30分ほど坐禅をする。今回荷物は最低限にしたが、驚くべき事に全く着替えなかった。 それどころか体を拭くこともなかった。気温的にやや寒かったからだと思う。 冷暖房がないので多分、夏はかなり過ごしにくいと想像する。 結局持っていったボディペーパーは使わなかった。 ただドライシャンプーは前日に使った。これはあった方が良いだろう。 境内にあるお不動様のひとつ
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8時半に出立、世話係に礼を述べ一度本堂まで行って手を合わせて先の土産物店に行く。 ちょうど出店準備をしていた。オバサンがお茶と漬物を出してくれたのだが、そのキュウリの漬物、糠床は50年だそうな。今まで食べたことないほどにうまい漬物だった。香りが違う。本物はこういうものかと感心。 断食明けだったがあまりにうまかったのでキュウリの漬物4個とリンゴ1個。お茶を頂き、線香と沈香、アクセサリー3個ほどを買う。この境内の商店街は自分の子供しか継ぐことが許されず、全部の店が創業100年前後という大変な古さ。逆にアクセサリー関係はここしかないのである意味歩き回らずに済む。外の商店街は漬物、鰻、せんべいなどが多い。鰻も食べたかったが断食直後は無理(笑) オバサンと色々話し、9時過ぎに出る。 すぐ前の米屋で羊羹を買う。そこでも試食を強要され(笑)問答無用で2種類を食べさせられた後に「断食を終えたばかりです」というと恐縮してお菓子を付けてくれた。羊羹1本を買う。更に駅に行くまで会社の土産を買い、友人と会うために千葉まで。 今回、携帯を持っていなかったので、事前に時間と場所を友人と入念に打ち合わせておきました。まあ、何度も打ち合わせたので大丈夫だろうと言うことでスタバで待つこと30分・・・あれ、来ない・・・。では公衆電話で電話でもするか、ということで探すも・・・見つからず(笑) 結局公衆電話は私がいたロータリーの反対側にあった。でも20縁しかなかったので一度電話するも15秒ぐらいで切れる(涙)コンビニで崩して100円を投入してやっと電話が出来たが相手は電話に出られない模様。待っていても仕方ないので帰る旨を留守電に入れて、やばそうな草履から乗り換えるべく、近くのそごうに向うその途中、何かにつま先がちょっとぶつかり「ブチッ」。切れてしまいました。仕方ないのですぐ近くのベンチに座り、信玄袋の紐を草履に通して応急処置をしました。草履を直したのは初めてです。幸い5分足らず。 が、そごうに行くも売っていたのはかなりの高級品ばかり。則退散。応急処置の感じが良かったので帰宅まで持つだろうと踏み、帰路に就く。鼻緒が切れると悪いことがあると聞いたので、友人が事故にでも遭ったんじゃないかと本気で心配しました。 千葉遠いです。秋葉原経由で自宅近くの駅まで。駅から歩くのは仮補修の草履では危険と判断、バスにしました。 昼過ぎに帰宅。今回は草履の調子がよくなかったので左右の脹脛から下の筋肉が筋肉痛で痛い。 仏壇に読経してから一休みしました。体重計で計ったら参篭中に減少した体重は4キロ弱、1日1キロ弱の計算になります。 やや長くなったので総括は次回。 平成二十八年霜月六日 不動庵 碧洲齋