不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

虫が付かない

今朝も家族全員で庭の手入れをしました。この時期はせっせとやらないと大変な事になります。平均的な戸建てにしては庭がそこそこ広いのが自慢にもならない自慢ですが、草木が結構詰め込まれているので手入れ無しではかなり大変な事になります。ま、実際やってみると庭の手入れは決して疲れるだけではないのですが。

ここ2.3年、不気味に思うことがあります。アメリカシロヒトリの餌食になる木が変わりました。ここ30年ぐらいはずっとほとんど桜でしたが、気付いただけでここ2.3年ぐらい前から山茶花や椿などの葉を食べるようになりました。ということで今まで毎年駆除をしていた2本の桜には全くアメリカシロヒトリが付いてません。

理由は全く分かりませんが、気候変動か桜が老木化してきて葉がうまくなくなってきたのかも知れません。いずれにしても桜は多分樹齢50年ぐらいです。私が生まれる数年前に引っ越す前の家に植えて、引っ越すときも根回しして持って来ました。最近どこかのニュースで桜の寿命は手入れをしないと60年とかいうのがありました。戸建ての庭に2本ですし、他の木も結構ありますから快適とは言い難い。もしかしたら枯れ始めているというのは本当かも知れません。同じく根回しして持って来た梅は枯れてしまいました。もっとも実から別の木が生えてきましたが。

桜の木はどうにもならないほど巨大なので、できるだけ手入れをするしかないと思っています。

気象変動によるものだったらある意味恐ろしいです。

平成二十七年皐月十日

不動庵 碧洲齋