不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

400

2010年3月にフェイスブックを始めてから昨日の段階でとうとうフェイスブックの友人数が400になってしまいました。

フェイスブック内のデータを調べると400-500人の友人がいるという人は1.5パーセントなので多分多い方だと思います。

リアルで会ったことがある人はうち280/400人(多分)

日本人と外国人の割合は98/302人

途中から公開範囲を友人の友人までに制限をかけましたがそれでも結構申請は来ました。

私から申請をするのと申請が来る割合は1対5ぐらいじゃないでしょうか。実は自分からはあまり申請しません。

フェイスブックを始めてから東日本大震災のあった2011年末ぐらいまでは英語でのコメントが圧倒的に多かったですが、それ以後は日本人の友人も増えて日本語でも結構つぶやいています。

今は武道と禅のページはほぼ英語ですが、それ以外、個人の掲示板では日本語が多くなりました。生来皮肉屋なのであちこちに皮肉を書いてしまっていますが(苦笑)。

国籍も調べようと思いましたが大変多岐に亘っているので省略。

ざっとですが少なくとも30ヶ国前後かと。当流の同門が大半ですが、それとは関係のない他流や禅関係の友人もできました。

フェイスブックを始める前はmixiが主流でした。ま、mixiでも9割がリアルでも知り合いだったのでハンドルネーム制でもあまり関係がなく。実名制というのには安全性を考える上でかなり抵抗がありました。正直今でもちょっと心地よいものではありません。

しかし世界中の友人が私を探す場合、どうしても実名は外せないのでやってみましたが、結果mixiとは逆に世界中の同門やそれ以外の人たちと繋がれるようになり、良かったと思います。

私の場合、世界中に友人がいて、年に数度、もしくは数年に1度しか会えない場合もあります。その場合は本人の写真とその近況があるとかなり便利。忘れることがありません。(私は顔を覚えるのが苦手なので)また武道や禅について似たような質問があった場合などもグループページで答えて共有できるのでこれまた便利。多分これが本来のフェイスブックの使い方かと。

実名なのでうかつに変なことも言えません。責任が出るというのは事実です。もっともmixiの時だって変なことは言ってません。

これだけいると友人たちの傾向がよく分かり面白い。

保守系、尊皇系の投稿をしたときだけは必ず「いいね」を押す友人グループ(笑)

国際交流系の投稿をしたときには大抵「いいね」を押す友人グループ。

うちのネコや動物の癒やし系で「いいね」を押す友人グループ。

武道系、禅系など、まあまあその人の指向性がよく分かってきます。

個人的には面白いですが、あまり偏っているのはいかがなものかと思います。

私の政治的信条は比較的保守系統だと思っていますが、それ以上に国際的なものの考えを心掛けていますので、そういう意味でつまらないケチは付けられたことはありません。どうも日本人の保守系を見ているとアニメか戦争ドラマの見過ぎだろと笑ってしまうような人が7割ぐらい。とてもまともなのは3割ぐらいのように私は感じています。やはりどうしても国家間を通じて、という見方に慣れてない人が多い。文化の違いだけではなく・・・「全部の違い」・・・というものに日本人はまだうまく適応できてない気がします。今後半世紀ぐらいで結構変わってくるような気がします。

それと外国に文句があるならweb翻訳ページでも使って然るべき言語で反論すれば良い。何を好んで井の中の蛙の如く、日本人同士でゴチャゴチャとダベッているのかと思います。ITの世界では外国語はできません、というのはもう通用しない。どうもこの辺り、日本人がガラパゴスだと思わざるを得ないところです。私は下品な論戦はしませんけど。(数年前はしてました・笑)日本人同士で反日国家に対して日本語で抗議したり文句言っても全く意味ないですから。とはいうものの、ケンカは良くない。ネット上では特にネチケットを言うものを守りたいところです。

外国の友人たちの傾向。大体7割ぐらいは日本の皇室にはほとんど関心がなさそうです。ちょっと残念ですが。戦争のことについてもざっくり興味がないか首肯しがたいのか。それ故に安倍総理の歴史修正(依頼)活動はもう少しうまくやって欲しいと思います。もちろん海外で教えられている日本の歴史的事実は結構間違っていることも多いのもまた事実ですが、「間違っているから直してくれ」と言ってもその国々の立場があるでしょうからそうそう直してくれるとは思いません。一旦退歩したらとめどなく、というのは恐れていると思います。

ということで私はフェイスブックを日本についての発信サイトと位置付けて可能な限り伝統文化伝統芸能を中心に英語で発信してきましたが、そういうことの積み重ねが相互理解につながるのではないかと思います。

昨今、日本を紹介する番組が多くあります。大変考えられた、素晴らしい番組がある一方で、少々食傷気味に思う番組もあります。見ていて一番眉をひそめざるを得ないのは「日本と他国の優劣を紹介する」番組。インフラにしても製品にしても日本はまずまず世界最高峰です。それなのにわざわざ外国からその道の専門家を呼びつけて、日本の優れたところをカメラの前で言わせるのは見ていて目を背けたくなります。

当流の宗家は「進化するより変化しろ」と言っていたことがあります。進歩や進化というものの見方は優劣を付け、人の心を卑しくします。変化や多様性という考え方は世界観を広くします。世界の在り方、国際社会の目線というのは後者のようでありたい。少なくとも私はそう思っています。そういう番組を見て日本人として自信を持とうとするなら止めた方が良いです。そういう安い自信は海外に行ったら悉く打ち砕かれます。もしくは孤独を誘います。どちらにしても良いことはない。本物の自信というのはそんなものからは決して生まれません。大変時間と手間がかかるものです。逆に言えばそのような出来合だからこそ、そう易々と打ち砕かれるものではありません。故に今の日本の世界的評価は、数カ国が大声で喚いて揺らぐものではありません。小手先のロビー活動で簡単にひっくり返ったりはしないのです。・・・もちろん、そうさせない用心深さは必要ですが。

私がフェイスブックで同門や仲間たちにコツコツ書き込んでいるのも、雨風では揺るぎもしない日本の一部だと考えています。

*画像は全然関係ありません(笑)・・・強いて言えば国際的な番組?

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平成二十七年弥生二十日

不動庵 碧洲齋