不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

北の雪原にて

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年の暮れ

人もまばらな凍てつく雪原の

夜の帳も深まる頃

天空に強く輝く星々を見ました。

揺らぎもせず

瞬きもせず

唯々夜空にあって

静かに光を放っていました。

誰に見られるでもなく

喧伝するでもなく

唯ひたすら打ち込み

それに成り尽す。

それは必ず人の知るところとなります。

人もまた、敢えてこのようでありたいと思いました。

平成二十七年睦月六日

不動庵 碧洲齋