不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

妙義山

去る4.5日は家族と共に例によって山登りに出かけました。 今回は群馬県妙義山。日本三大奇勝の一つですが、その名の通り遠目でもすごい山です。 朝は4時半に出ましたが、さすがに少し混んでいました。
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荒々しい感じで悪魔が住んでいそうな雰囲気です。 私は何度も目にしていましたが、今回初めて行った次第です。 今回の登山はちょっと変わっていて、普通なら登るはずの山頂には行きません。山頂は上級者コースのため、一般人ではとてもではありませんが登れないのです。 どこを登るのかというと中腹辺りの山道を縦走すると言うことです。 縦走なので高低差は比較的少なく、楽な登山道とは言えます。 最初は妙義神社から。この神社ちょっと変わっていて、黒漆塗りの神社という、珍しい造りになっています。感じとしては日光東照宮に似てますね。
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神社から南に向けて道が延びていて、妙義山の中腹をずっと縦走しています。 南端にある終点までに3カ所ほど見晴台があり、そこからの展望は絶景です。また妙義山の巨大な岩が圧巻なのですが、どうしても写真ではそれが伝わりません。
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山道の終わりになると、石の奇岩群が多く見られます。 最初は大砲岩とその周辺。本当に横長の丸太型の岩が置いてあり、大砲のように見えます。その辺りの岩には鎖が取付けてあって登ることができますが、腕力に自信がない人、バランス感覚の悪い人はやめたほうがいいでしょう。結構怖いです。私は大砲岩の上の先端までスタスタ歩いて行きましたが、死にたいと思うときには行かない方がいいですね。
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そこから下を眺めると石門群があります。文字通り岩に穴が空いてますが、これまた巨大です。 その昔米国ユタ州にあるアーチーズ国立公園に行きましたが、まさにあんな感じです。日本にもこんなところがあるのかと感心しました。 石門は全部で4つあり、どれもくぐることができます。ただし第三門は戻ってこなければならないし大きくもないので行きませんでした。また、1.2門は足場が悪い関係上、ほぼ一通です。1門からくぐることをお勧めします。 ほとんどの登山客は最初からこの石門近くの駐車場、妙義神社の反対側、こちら側にある中之嶽神社近くの駐車場に停めています。確かにどうせ登らないのならこの石門や奇岩が集中しているこちら側に止めた方がいいですね。
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そこで昼食、賞味期限が多分過ぎているMRE(米軍野戦軍用食)を食べましたが、んー明らかに賞味期限が大幅に過ぎているな。食えなさそうなものもありました。食べられるものはうまくなかったものもあり、うまかったものもあり。やはり米国内で買ったものとはいえ、3年前に買ったものはダメか。今度は自衛隊ミリメシを用意します。 帰路はもう一度妙義神社まで戻らねばならないのですが・・・二人とも疲れていると言うことで、私だけが行って車を取りに行くことになりました(笑)。石門登山口近くには桜園があってまだ山桜が見頃でした。妻子らはそこで散歩でもしている間に車のあるところまで・・・。歩道と山道混合で4キロちょっと。地図では1時間ちょっと、80分ぐらいと見積もられていましたが、私は大体半分の時間で戻ってきました。(微笑) 山道が下りだけだったので走れました。下りのトレイルランはコツを知らないとひざを痛めたり、背中の荷物が邪魔になってうまく走れません。半分の時間で戻るとさすがに妻子は驚いていました。なめんなよー。 宿泊はそこから少し離れた荒船山近くにある内山牧場内にある山荘荒船。妻曰く妙義山近くのホテルや旅館はどこも高いとのこと。車で40分足らずなのでOKということで。3年前にこの牧場内にあるキャンプ場を使ったことがあります。あ、高校時代にも流星観測で行った記憶があります。ちなみにここは群馬県をわずかに超えた長野県にあります。 宿は牧場内の一角にあり、小さい湖畔にあります。まあ新しくはありません。しかしながら佐久市の公営宿泊施設になります。説には値段相応ですが、取りあえず下半身が猛烈にコチコチだったので風呂に浸かりました。夕食。まずまずおいしかったのですが・・・いつになってもご飯が出てこない・・・おかずをかなり平らげてから遠慮気味に聞くと悪びれもせずに持って来てくれました。他の宿泊客も同じような感じでした。なんでだろ・・・。 寝る前にもう一度風呂に入り寝ました。周囲は群馬県側と違ってまだ深緑ではありませんでしたので少々殺風景。少しですが残雪もありました。幸い普通に着れば寒くないし、室内にはガスヒーターもあるので困りません。携帯が使えなかった。別に構いませんが。 翌朝はさすがにご飯は速攻出ました。帰る前に立ち寄ったのは佐久市にある子供未来科学館。市の規模に比べてなかなか充実している気がします。帰路は佐久平サービスエリアのスマートETCゲートから。不幸なことにその辺りで緊急工事があり、非常に渋滞してましたが、それを過ぎると結構空いてました。藤岡サービスエリアで休憩。知らなかったのですが、ここは道の駅であってサービスエリアではなかったこと。高速道路の情報センターがなかった。知らなかった・・・。地獄ラーメンとか言うのを食べましたが辛かった・・・あまりうまくなかったとも言える。隣のテーブル席に陣取っていた中国人家族がいたのですが、何と言うか所作にさもしさが出るんだなぁ・・・と。お父さんが食券を買いに席を立つと、彼のお母さんらしき人はずっと席に手を伸ばして場所取りをしていました。確かに店は混んでましたが、そんなところまで席を奪ったりしないでしょう、普通。それと二家族できていたようですが、真ん中にいた日本人家族を挟んで大声の会話は止めて欲しかった。 帰路は藤岡JCTから一路北に向かい、北関東自動車道を東進。少し遠回りですが、前回甘楽の祭りに行ったときに非常に成功だったので今回も。東北自動車道ももちろん混んでますが、関越の比ではありません。やはり帰路はこちらの方が早いです。 帰宅は17時半頃。途中ドラッグストアに立ち寄ってもこの時間ですからまずまずです。 帰宅後はゆっくりしたかったのですが、そこからが大変。家の構造内部のあっちこっちでニャーニャー言っている猫を捕獲すべく、埃まみれになって確保しました。先日の子猫とは違いました。三毛ですかrメスでしょうか。最初動物嫌いの妻は興奮気味で色々騒いでいましたが、用事があってホームセンターまで行き、帰ってくると仲良くなってました。かなり珍しいケースですが、こうやって動物を飼うことの良さを知ってもらえばと思います。 平成二十六年皐月六日 不動庵 碧洲齋