昨日はバレンタインデーでしたが、別段妻は何か買ってくるでもなく、先週届いた生協のチョコレートケーキを食べることにしました。(結果的にとてもうまかったのでok)
ケーキを食べようとしたとき、息子がそのショートケーキをじっと見つめながら考え込んでいました。
「ん?どうした?食べないのか?」
息子はそのショートケーキを見ながら、
「これは三角だよね?これはどうやって体積を計算するんだろ。」
と言いました。
小学校4年生ではまだ四角の面積の求め方しか知りません。息子に考えさせました。
まずは三角形の面積から。
色々ぶつぶつ言いながら、底辺と高さを掛けるというところまでたどり着きました。それでは四角形と一緒。どうやって余分なものを削ぎ落とすのか。あれこれ試して、最終的に「半分に割る」ということに気付きました。
ここまでくれば後は楽です。正方形の体積の出し方は既に知っていたようで、縦x横x高さで出ることを知っています。なので、ショートケーキの体積も三角形の面積同様に更に半分に割れば出てくるという結論に至りました。
親は少しヒントを与え、促しただけですが、一人でここまで答えが導き出せるのは大したものです。答えを導き出せた本人も目を輝かせながら嬉しそうでした。
本日の自主学習はショートケーキの体積の出し方、になったようです。
年齢相応の勉強以上のことをさせるのは、子供に強い興味を持たせることができます。私はレベルの高い勉強をさせることそのものにはあまり関心がありません。子供はどんどん突き進むことが出来るという証左を与えたいだけです。
自分の可能性を信じさせること、強い興味や努力は必ず報われること、それを身を以て知って欲しいと思います。勉強が出来るとかスポーツが出来るというのはほんのオマケでよいのです。
平成二十六年如月十五日
不動庵 碧洲齋