不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

エナジーレスな行動パターン

昨日は高校以来初めてではないかという距離を自転車で走破しました。

その距離往復で22キロ。しかも乗った自転車はクロスバイクとはいえ1週間前に買ってまだ2度目の使用でした。

また、家を出たのは朝の5時前。目的地は坐禅会のお寺です。

往路途中からきつくなってきました。体力というよりは日頃あまり乗らない自転車、しかもほとんど初めて乗る自転車だったためだと思います。ただしさすがに最近注目を浴びている車種だけあって、ロードバイクほどではないにしてもママチャリよりは遙かに速く、気持ちはよかったです。

寺に着いたときは情けないことに足がかなりふらつきました。まあ慣れてなかったということで。こんなに足がふらついたのは人生でも数回ぐらいしかありません。上半身や意識は全く正常なのに足がふらつくというのも妙でした。

坐禅は普通に出来ました。

帰路はさすがに途中、いつも解散後に禅友たちとよく行っているマックにて朝食(いつもより腹は減ってました)。9時に出立、帰りはさすがにゆっくりと帰路に就きました。ある程度の速度なら(慣れもあったのでしょうが)ほとんど疲れずに帰れました。

往路も十分時間を取っていけば問題ないと思いますが、坐禅の時はとても寒いので道中にて決して汗を掻かないようにしなければなりません。ちょっとでも汗を掻くと坐ったときかなり寒くなります。寒いのは2月ぐらいまでですが、その間はなるべくゆっくり行くしかなさそうです。

この1週間、歩数計をカウントしてきて思ったことは、思いの外徒歩や自転車でも移動できるということ。

当然車よりも時間はかかります。が・・・

例えば徒歩30分、自動車10分だったとします。

でも、車の人は徒歩で歩いた場合かかったであろう時間を差し引いた20分を有効活用しているのでしょうか?

速い乗り物に乗った人はその得た時間をどれほど有効活用しているのか。

猫の手も借りたい人もいて、そういう人は高速で移動する乗り物はありがたいと思いますが、そういう人が一体どれほどいるのか。ちょっと考えてしまいました。

この1週間を平均したら1万歩は優に超えました。距離にするとたぶん8キロ前後だと思います。つまり今週はトータルでだいたい55キロ程度は歩いたことになります。そして今週の場合は自転車でも22キロ走りました。自動車を所有していた頃に比べたらとても少ないですが、このトータル80キロ近い距離は全て人力、電気やガソリンを全く使っていません。ほんのちょっと楽をするため、ほんのちょっと余裕があるから。今まで自分がどれだけ無駄で贅沢で地球に優しくない行為をしていたのかと痛感しました。

実際自転車に乗ることですら健康を維持するためにはとてもよい。先進国で日本ほど自転車が普通に普及している国はありません。

私は別段太っていたり、どこか異常があるわけではありませんが、中性脂肪が気持ち多いとか、その程度はありますが、この1日1万歩を続けていたらその程度は楽にクリアできる気がします。実際3キロぐらいの歩行は全く苦になりません。

そういうことを踏まえてこの1週間で固めた自分自身へのガイドラインがあります。

距離にして3キロ以下は原則徒歩。

距離にして10キロ以下は原則自転車。

それ以上は公共交通機関

荒天、緊急、随行者、体調不良の時は上記に準じない。

何故この数字にしたのかというと、私の場合、ざっとですが徒歩は時速6キロ、自転車は時速20キロであるため、往復で1時間になる距離までは徒歩、自転車としています。1週間やった感じでは丁度よい距離のように思います。

私にとって歩くことは武芸の上でも鍛えるにはもっとも好都合な方法でもあり、今現在は正直に言って車を買い換える魅力よりも、歩行で体を鍛える魅力の方が遥かに優っています。

クロスバイクの推奨される行動距離は概ね10キロ前後と言いますから、もう一つの都内の寺も12キロなので一度自転車で行ってみたいと思います。

平成二十六年睦月十三日

不動庵 碧洲齋