不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

今年を振り返って

今年も後残すところ4日ですが、ここらで今年の総括をば。

禅的には振り返ってはいけないのですが、比較的進歩のあった部分もあるので振り返ってみたいと思います。

禅の修行はまずまずの進歩がありました。一旦休止していた禅のとある修行を再開したところ、前に比べて非常によい進み具合だったので、これからも慢心せずに精進したいところ。師曰く禅の修行にはツボというか方向があって、その狙いを外さねば、そこそこの精進ができるとか。禅の感覚を生活全般にくまなく行き渡らせる、そんな感じで。

武芸では可もなく不可もなく、淡々としていましたが、今少し熱を入れてすべきかと。とはいえ何とはなしにもう稽古の量でどうにかすると言うよりも、稽古の質や方法を変えていかねば、これ以上にならない気がします。車を1月早々に手放すため、来年以後は週末の稽古にしか参加できませんが、その代わりたくさん歩きます。それによって強化が期待できるものもあります。また久しぶりに独り稽古に力を入れたいと思います。庭で色々試してみたいところです。これは楽しみ。

これに関連して少々痛い絶交がありました。人はどんなに技量に優れていても心と隔絶していると思った次第。心は一旦揺らぐととても脆くなると、ある意味衝撃的でした。心技一体という言葉についてよくよく再考し、他山の石として良く覚えておきたく思います。もっとも今でもその方に対する敬意は変わりません。

時代祭関係も今年限り。来年からは年に1.2回程度に抑え、武芸と禅に集中したく。昔と違ってただの祭りなのに単純に楽しめなくなってきました、色々な意味で(苦笑)。また専門的になり、週末が悉く潰れてしまうようなこともあることから、そう決めました。甲冑を着て練り歩くこと自体は好きです。しかしそれは私にとって武芸の修行の一部にしか過ぎません。

来年からは本格的な読書を再開したいと考えています。昔みたいに毎日1冊は無理にしても、月に10-15冊程度にはなるのではないでしょうか。図書館や古本を活用したいと思います。読む内容は仏教、禅、武道、歴史が多くなるかも知れませんが、取りあえず興味があるものは何でもガツガツと。

毎年言っていますが、ロシア語。どうしても思ったようには進めない。色々理由があるのですが、今年こそ!です(笑)息子の英語と競争という感じなら、いいかもしれない。

車を手放す事によってかなり歩くことが多くなります。(自転車もクロスバイクを買いますが、通勤は歩きで)歩行中は経行(歩行禅)を心掛けます。電車に乗っている時間などは有効活用したいと思いますが、来年からはなるべくたくさん歩くことで足腰を鍛え、私が考えている武芸の次なるステップに向けたいと思っています。

ホームページ不動庵をなんとかせねば。HPの大改訂は普通、まとまった日にちがないとやる気がしません。もう少しシンプルにしようと思っています。

来年は今少しアグレッシブな生活になるような気がします。(気がするだけです・笑)

平成二十五年師走二十七日

不動庵 碧洲齋