不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

一葉

石井ゆかり様の昨日の占い

「天秤座は貴重なものを丁寧にじっくり扱う、みたいな日。」

昨日、午後から同門のドイツ人たちを都内の甲冑店と刀剣店と武道具店を案内しました。

外国人だけではなかなか行きにくい、もしくは質問しにくかったため、非常に喜ばれました。その間に色々な話をします。政治、歴史、文化、宗教、もちろん武道に関して等。彼らの疑問になるべく答えるのが嬉しくもあり、自分の為にもなります。こういうミッションが、私にはとても大切な使命に感じるのです。

その後、コーヒーショップで一息入れたとき、ドイツ人の同門は私に手帳から取り出した一枚の葉っぱを私に托しました。聞いてびっくり。彼が5月にインドのブッダガヤに行ったとき、菩提樹の葉っぱを拾ってきたものだそうです。私が深く禅仏教に帰依していて、色々武道や日本文化について説明してくれたからだとか。そんな貴重なものは頂けないと言いましたが、本人は仏教徒ではないので私に持っていてもらった方が嬉しいと言うことで頂きました。正直受け取るときちょっと手が震えましたね。ただの葉っぱですが、やはり私にはとても尊いものに感じます。

帰宅後にそれを息子に見せましたがこれまた息子も興奮気味に喜んでいました。

「お釈迦様は12月8日の朝、何が見えたんだろうねぇ。何を知ることがでできたんだろうねぇ。本当に知りたいねぇ。」などと寝るまで興奮冷めやらぬ感じでした。

遠いインドです。ただの葉っぱ一枚でも釈尊に関わるものが尊く感じるのは、人として決して悪いことではいと、息子を見ていて感じました。権威主義とは違います。

菩提樹の葉は大切に仏壇に納めようと思います。

本当に尊いものを頂きました。

これがブッダガヤ、菩提樹の葉

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平成二十五年霜月二十七日

不動庵 碧洲齋