http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131112-00000003-maiall-soci
http://mainichi.jp/opinion/news/20130626k0000m070113000c.html
人は元々、うつむいた状態で歩くようにはできていません。
というよりも、歩くときは前を見て歩くのが生物の普遍的法則です。
ところが人間は進化に伴って本を読んだり携帯を見たり、昨今ではスマホの歩きスマホが問題になっています。
私も携帯電話を見ることはありますが、動きながらはちょっと。
携帯音楽プレーヤーも持っていますが、これも歩きながらは怖くてできません。
自己の生命を守るという、至極当然の本能を人間は平気で捨てています。
人は自殺をするぐらいですから、他の動物とは違うのでしょうが、それにしても意図しない事故で死に至るケースが何と多いことか。
人が種族の一つとして、力がなくなってきたのか何なのか。
2011年に米国に出張した折、ベルトバックルも見えないデブが7割ほどで、8割方がiPhoneを片手にぼーっとしている様はまるでSFホラーの様相でした。米国人の精神は相当おかしくなっているんじゃないかとさえ思います。今思い出しても気味が悪い。
日本人もその轍を踏んでいる気がします。
人は元々そんな風にはできていません。
スマホなどの便利すぎる機械は人を低脳化させ、廃退化させているように思います。
現実問題としてそれを使うようになるのであれば、その危険性を常に頭の隅に留めておき、ブレーキの役割を果たさせることが重要ではないかと思ったのでした。
平成二十五年霜月十二日
不動庵 碧洲齋