不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

SNSについて

インターネットが普及してからすでに20年近くになりますが、その間に色々な変遷がありました。

最初はパソコン通信というシロモノ。1997年頃ではなかったかと思います。当時日本語学校に勤めていたのですが、日本と豪州、シンガポールやその他数カ国で意見を言い合ったり、資料を共有したり。当時かなり先進的だったと思います。

ちなみに1999年にIT系派遣会社に入社した折は、8人いてネットワークのことを知っていたのは私だけでした。ビックリしたものです。

1998年頃から少しずつ電子メールも使い始めました。いままで往復1ヶ月も懸かるようなところにも、瞬間に手紙が届くという事実にものすごく感動しました。これで世界中の同門たちと簡単に連絡が取れると思ったものです。

ちなみにこのときに初めてデジカメなるものを買いました。確か27万画素だったと記憶しています。今ではテレビ電話用カメラの画素数にも届きませんね。それでもテキストだけでなく画像も送れるようになったという事実に興奮したモノでした。

2003年に息子が生まれて最初の正月に妻子が初の里帰りを果たした折、私は自宅に残って文武之間 不動庵を開きました。初めて自分のHPが世に出たときは感激しました。2004年正月のことです。ちなみにブログも2004年6月から始めました。最初は楽天、次がミクシィ、現在は不動庵のドメインです。

この年、初節句に実物大甲冑を購入したのを機に、私も自前甲冑武者の仲間入りを果たしました。当時、同じ会社に自前甲冑武者がいたのです。仲間内でリーダー格の方がいて(その方は今、47都道府県全部の時代祭を制覇した強者です)、彼の掲示板で情報をやり取りしていたのですが、人数が増えてきたりして不便になってきたため、次なる情報交換の場としてミクシィが上がってきました。それが2006年の春。以後、今に至るまで時代祭の情報交換の場として活用しています。思えばもう7年以上になります。ちなみに当時、 歴史祭り情報館の人数は10人前後でした。現在では1600名以上にもなっていますから、すごいものです。

フェイスブックにはかなり早くから誘われていました。2008年頃からその名は聞いていました。ただし実名登録であるのが好きになれず、ずっと渋っていましたが、私の場合、毎日世界中から門下生が来日して稽古をして、色々交流があるため、文字通り世界中に友人がいます。あちらは覚えていても私が覚えられないことがたびたびありました。その為、やむなく2010年末に参加したのですが、今はこれがないと世界中の同門といわず、世界中のフェイスブックフレンドに対して日本人からの発信ができなくなります。フェイスブックをやるようになってから武芸と仕事で使っていた英語は、プライベートでも使うようになってきました。

実名制には問題点もありますが、やはり責任が出てくると言うこともあり、弊害よりも利点がやや優る気がします。ちなみに私の場合、ミクシィであっても数人を除いてそのほとんどが時代祭を通じたリアルフレンドでした。本名は知らなくともHNとその素性、顔が一致し、年に何度か会うこともあり、ネットフレンドとは少々意味合いが異なりました。

もっともフェイスブックでもリアル率は大体8割ですから、こちらもある程度知っています。世界中に友人がいて8割は少々自慢にもなります。(私が出向いたわけではありませんが・笑)世界中に友人がいることは何と言っても素晴らしいことです。また、これによってミクシィと比較してしまうのですが、世界が広い(苦笑)。全然話にならない。まあ、ユーザーが10億人のフェイスブックにせいぜい2000万人のミクシィでは桁違いなので仕方ないと言えば仕方ない。個人的にミクシィがよいと思うところもあれば、フェイスブックの方が良いと思うところもあります。

最近フェイスブックの方でも日本語での書き込みが増えました。2年前に比べて日本人のユーザーが格段に増えたのだと思います。良いことです。そういうこともあって最近ではちょっとした呟きもフェイスブックでするようになりました。ミクシィはあくまで時代祭専用という感じです。時事について、世界情勢についてはフェイスブック、日本史に関してはミクシィの方に軍配が上がります。ちなみにフェイスブックの友人は現在270人、ミクシィは52人ですからざっくり5倍です。

で、先月新たに参加したのがVKontact。日本では知っている人はあまり多くないですね。これはロシアのSNSです。しかしながら各国言語が用意されていて、日本語環境もバッチリ。使い勝手も想像以上に良かった。個々に参加した理由は一つ、ロシア語を使う機会を増やすため。私にはとてもいい環境です。ロシア語はまだまだですが弾みは付きそうです。

平成二十五年神無月三日

不動庵 碧洲齋