先日、露国武友を伴って草加市の図書館に行きました。
妻が図書を借りると言うこともあり、見学ついでに連れて行きました。
その折、何とはなしに目に付いた書籍を借りたのですが、それがこれ。
今まで色々な武道の礼法に関する書籍を読みましたが、今回のこの本は非常に傑出しているように感じました。
この野中日文先生は恐るべき事に合気道を創立した植芝先生の直弟子!
恐れ入りました。
非常に事細かにやかましいくらいに書いてあります。
-それ古すぎだろ!
-いくら何でもそこまでやらんだろ!
-著者先生、アンタもやっとるんか!
・・・というくらい細かい。
でも最後の最後まで読むと、何故そこまで書いたのかよく分かる、どんでん返し付き(笑)。こういうしゃれっ気のある武芸者は好きです。
私が実践していることが正しかったこと、正しいのかどうか微妙だと思っていたこと、実践すればそれ以上の効果があること、などなど、長年思い悩んでいた事の解答も多々ありました。
武芸のみならず、日常的な視点でも書かれており、何と言っても好感が持てたのは日本人としての品位を保つため、武芸者としての嗜み、哲学的な理論どれもがピシッと一致しているところ。礼法に関して久々に目からウロコでした。ありがとうございました。
今度買って読んでみたいと思います。
平成二十五年神無月十八日
不動庵 碧洲齋