私はかれこれ10年ぐらい、時代祭に参加しています。
時代祭というのは色々なパターンがありますが、甲冑や武士、貴族の装束を着て練り歩いたり、ちょっとした寸劇をしたり、まれに模擬合戦をしたりというものです。
大抵、会場は歴史的に何か有名だったり、史跡になっているところです。
まず祭りの形態
パレード(武者行列)がメインのところ。
歴史的な史跡で出陣式などが行われる、一番多いパターンです。
上記に劇が加わることもあります。
プロの人が来て行う場合もありますし、有志で行なわれる場合もあります。
希に、上記に加えて模擬合戦があったりします。
数十人から多い所では数百人単位で昔の戦のようにワーッと攻めるのですが、もちろん本当に戦ってはいけません。怪我をするリスクもありますので注意。
参加方法
ここ最近は地方自治体のサイトに掲載されていることが多いようです。
分かりにくい場合は検索して個人のブログやHPなど。
更にmixiにて歴史祭り情報館というコミュニティで質問すれば親切に教えてくれます。
運がよければ姫や有名武将の格好ができます。
基本的に費用がタダのところが多いようですが、場所によっては1000円から数千円ほど徴収される場合もあります。
装備
業界で「自前甲冑」というのは文字通り自分で一式装備を取りそろえた人たちです。現在ではネットで誰でも簡単に買うことができます。費用に応じて好きな甲冑を着たり改造したりできますが、祭りごとに大変多くに荷物を持たねばなりません。
借り物の場合は主催者がほとんど用意してくれます。着付けなども手伝ってくれます。自分の望み通りの甲冑を着られるとは限りませんが、荷物が少なくて済み、こちらは壊したりしても問題ありません。
祭りによって、上記どちらでも可、貸し甲冑のみなどと決まっています。
一番よいのは時代祭の仲間を作ること。非常に多くのことを学べます。
ネットやmixiなどで尋ねてみてください。
お金をかければよいものが手に入りますが、DIYを利用して自分だけのオリジナルの装備を作ってみることも楽しみと言えます。決してお金をかけることだけではありません。慣れた方だと衣装を縫ったり、鉄板を叩いて本当に甲冑まで作るアマチュアの方もいます。
私のように武道をしている方などは、劇などで見せ場を作ることも出来ると思います。
甲冑を着て戦うことはなかなかないと思いますので、これもまたお勧めです。
最近はグループを作ったりしている人もいます。グループ同士なら一層、連絡が取りやすかったり、意思疎通しやすかったりすると思います。特に劇などをするときは仲間内だと便利です。
決して忘れてはならないことがあります。祭りはその地域、自治体が地域振興のために行うものです。自分のカッコ良いところを見せたり、自慢する場所ではありません。故に自分勝手な振舞や委員会の指示を聞かないなどの振舞はあってはなりません。その辺り、よくよく考えてください。
そういうものを来て練り歩けば、戦国時代やそれ以前の人たちの息吹が伝わってくるかも知れません。それによって、あなたの中に眠っている日本人の血が呼び起こされるかも知れませんね。
平成二十五年卯月三十日
不動庵 碧洲齋