不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

稽古所感 130411

昨日は柏市中央体育館にて。

米国内弟子久里流が帰国、稽古に参加。

しばらく稽古に出ないと目が悪くなる、の所感に大いに同意。

この感覚の維持は肝要かと思う。

帰国中の特別稽古における費用徴収の少なさを褒めた。

今少し多めにもらっても誰からも文句は来ないと言ったが、本人はまだまだとのこと。

なかなか磨き上げられた心がけだ。

参加者は6名。日本人2名、米国人、日系ブラジル人内弟子。ドイツ人とロシア人女性。

もう1人に日本人は入門したて、やはりみっちりと教えるが、なかなか筋が良くなってきた。一生懸命やっているのがうかがえる。今後の精進に大いに期待したい。

米国人同門、帰国中はほとんど休みなく教えていたためか、技のキレが良かった。私も後れを取るまいと思った次第。

ドイツ人同門、彼は顔がすごくハリソン・フォードに似ている(笑)。声も良い。高段者のはずだが、まだまだ力みがある。工学系大学の教授なので、論理的なのだが、まだまだアタマで考えているようだ。

ロシア人女性は多分始めたばかり。英語もままならなかったのだが、やや我が道を行くタイプだったので途中でアドバイスを止めた。しかし終わり頃になると、ようやく私の体術の動きに気付き、どうやってそうなるのか、熱心に聞いてきた。

体調が完全でないためか、他人では気付きにくいが、自覚できるほどにバランスが良くない。先生にはいつも以上に完全に見られていたようだった。

意識しないと動きの起こりが出てしまう。下半身と上半身の連動にやや不満が残る。

微妙の動きを最大限に利用し切れていない故に、相手の意識にかなり上ってしまう動きになってしまった。やはりこればかりは日々の稽古なのだろう。

受身がまだ固い。体調が良くないときはそういうものだが、体調が悪いときでも、水のような受身を心掛けたいところ。

帰路、流山線草加に向かう途中、三郷市スーパービバホームの交差点で直進できなくなった。仕方なく左折して298号に入ろうとしたが、警察が右折禁止の誘導をしていた。どうも大事故のようだ。

平成二十五年卯月十二日

不動庵 碧洲齋