不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

起きられぬ・・・

まだ体調が完全ではないな。咳止めを飲んでも時々咳が出るし、舌の奥側が少し痛い。これって内臓のどこかがおかしいんじゃなかったっけ?一番困るのは体内時計。いつもはアラームが鳴る前に4時半にスッと起きるのだが、ここ数日アラームを止めてみたら、時間通りに一度起きられても、眠くて二度寝か5時近くになってしまう。二度寝なんてここ数年覚えがないぐらい久しぶり。一番体調がよくないなと実感してしまいます。起きてからとても勉強などができるような状態ではなし。インフルエンザを含めて1ヶ月で3回も医者に行ってしまったので、この程度は自然治癒力に頼りたいところ。

今まで割によく効いた方法は、食事を減らして睡眠時間を少し減らすこと。意外と思うかも知れませんが、そうすることによって人間本来が持つ自然治癒力を呼び起こすのだそうです。まあ、あまりひどい場合はやめた方がいいですけど。こういう決め手に欠けるような体調不良の場合は有効です。

更に私がここ5.6年来、時折やっているのは、白隠禅師がやっていたという、内観法や軟酥の法。内観法は寝る前にやると翌日の寝起きの爽やかさがかなり違います。軟酥の法はしばらくやってませんが、こちらも以前やったときは効果がありました。これら離れるまでに時間がかかりますが、心身ともに病んでいるときなどは試してみてください。

後、身体が不調だからとそれに気を止めているのもよくないかも知れません。スーっと流す。「三合五勺の病気に八石五斗の気の病」と白隠禅師がおっしゃっていましたが、まさにそれ。三合五勺程度の病なのに八石五斗の心配事を流し込もうとすればあふれ出てしまいます。病の時は病なるべし。ま、重い病や怪我をした事がないので、そうなったときは分かりませんけど。

あとは稽古や勉強、仕事や家事に打ち込んで、無心になる事。我が家の場合は家事はややもすると仕事よりも多くありますから、こういう時は(も!)ありがたく、打ち込んで体調不良を忘れたいところです。

それにしても情けないな。

平成二十五年卯月十日

不動庵 碧洲齋