あ、マイクロソフトの話しでも、ウィンドウズの話しでもありません。
今日、息子がお世話になっている学童に行き、父母会にちょっと参加してきました。
当然、そこに通っている子供達も大勢来たのですが・・・
その光景を見て愕然と言うか、何というか・・・
まずみんなと言って良いほどの子供が、座り込んで下を向いて、ポータブルゲームに夢中になっていました。
いい加減ではまずいと思い、その状態を数えました。
学童の子供は15人来ていて、未就学児(学童の子供の兄弟)が3.4人。そのうち少なくとも10人以上がポータブルゲームを手にしていて、それ以外にも親からスマホを借りてゲームをしていた子供が2.3人。
ゲームをしていない子供もゲームをしている友達をのぞき込んだり・・・。
学童は二クラスあり、もう一つのクラスもほぼ同じぐらいでした。
私には一種異様な光景に写りました。すばり不気味です。
ちなみに息子ともう2.3人だけはカードゲームをしたり、漫画や本を読んでいただけでした。
どうなんでしょう、こういう状況は。
私には気味が悪く感じられました。
帰路に息子に尋ねました。
息子は、何度かやる分には楽しいけど、ずっとやっていると気持ち悪くなるし、頭が変になりそうとのことでした。
その言葉に安堵したのなんのって。
人が注意を払うべきは手のひらほどの小さな窓の先にある世界ではありません。360度前全方位です。
そしてそれはゲームと違って待ったなし、リセットもできません。
他人とのコミュニケーションも必須です。
そして肉体の全て、五感の全て、全身全霊を打ち込んでなおかつ思い通りには行かない現実世界を生きています。
そう考えたとき、現実世界とたかがゲームの違いは絶望的なくらいです。
今の子供達の精神や肉体がゲーム機ごときに特化してくると、明らかに人間としての潜在能力は低下します。
勉強ができるできないというようなレベルではないのです。
恐るべき悪習が広まりつつあるように思いました。
小さな機械が子供達の可能性や能力を奪っているような、そんな気がしました。
幸い、息子は今のところそういうものには染まっていませんが、たとえそれを手にしても染まらないような教育をしたいと思います。
平成二十五年如月八日
不動庵 碧洲齋