不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

芸術はバクハツだ!

日曜日は息子と二人で県内の児童美術展を見に行きました。

これは埼玉県内の小中学校で、優れた作品が出品されます。

毎回親バカなブログでスミマセンが、うちの息子も今回、出品されました。

息子の小学校の中で出品されたのは各学年約3人ずつ、計20人弱でしょうか。息子は3年生ですが、息子を含めて3人が出品されていました。

別段私は特に芸術センスがあるわけではないですし、教えたこともありませんが、いつもなかなか良い評価を頂いております。(マーシャルアーツというなら、私もどうしようもない芸事に長年身を費やしてはいますが・・・)

息子の作品はクマのサンタクロース。サンタクロースがうちに来るのは今年最後ということが響いているのかも知れません。そりを引いているのはトナカイのはずですが、何かおもしろい生き物です(笑) 本人曰く、時間がなかったとのこと。出来具合はともかく、こういうところに展示できるほどに優れていたことは有難いことです。

画像

「クマのサンタクロース」

他の作品も見て回りました。県内南部の小中学校全部から出展されていますから、なかなかの展示数です。息子は一つ一つ真剣に見て回っていました。やはり芸術的な熱意は高いのでしょう。

その中でも、もう一ランク高いところに出品して賞をもらった作品も交じっているのですが、そういう作品はオーラが違います。遠目でも何とはなしに異彩を放っている凄みがあるのです。うまいのはもちろんですが、うまいだけではない、何か独特のオーラを感じます。やっぱり芸術的才能ってあるんですね。(と、ため息が出ます・・・)人間は才能ではなく努力だと言うことは分かっていますが、私などはこういう場所に来ると空虚に聞こえてしまいます。美術館ぐらいになるともう別世界なので、全く問題ない辺りも底辺の人間の性だと自嘲します。

話が逸れました。これからの日本を担う息子の世代、ガリガリの勉強だけではなく、人間としてのセンスも磨いて欲しいですね。

平成二十五年正月二十九日

不動庵 碧洲齋