不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

めざせ!宇宙飛行士への更なるステップ!

いつぞやJAXAに宇宙飛行士になるための課題などについてメールしたところ、非常に細かく丁寧で熱意溢れるメールを頂きました。これあるから日本の宇宙開発は留まることを知らないと感心したものです。(たとえ民主党政権下であっても!!!)

その中でJAXA

1.英語ともしかしたらロシア語ができること。

2.水泳ができること。

3.協調性があること。

は絶対に外せない上で、各分野でエキスパートになるということでした。

運がよすぎるというのか分かりませんが、息子は多分、かなりヒットしています。普通の子供よりは若干、国際的です。ロシア語などと言うおそよマイナーな言語は今まさに、私が学んでおり、息子にも時々披露します。水泳は上級レベルです。協調性で言うと息子はなかなかよい方らしいです。本人はまだ宇宙飛行士かロケットエンジニアか、などという贅沢な悩みで悩んでいますが、私が子供の頃に比べたらそれは間違いなく手に届く距離にあります。各種工学にしても色々な方法で学ぶことが出来るようになってきた反面、日本人の理系離れが深刻になってきています。

私は基本、ドラマやアニメに出てくるように「勉強しろ~、勉強しろ~」という御真言は唱えません。やりたくなかったらやらなくていいし、やりたかったらやりたいだけやればよいと言うこと。親がせねばならないことは、子供が勉強をする理由、勉強をしたくなる目的に導くこと、ただそれだけだと思っています。私はその為にいつも見るもの聞くこと全て、息子にとってどうなのかという視点を持つように努力しています。

少し前に妻が「ロボット教室」なるものを提案してきました。私もニュースで紹介されていたのを見たことがあります。なかなかおもしろい手法だなと感心していました。妻はそれから色々調べたらしく、ここを提案しました。

crefus クレファス

http://crefus.com/Home.aspx

私も色々調べてみたのですが、驚き。意外にもあっちこっちに出来ているんですね。近所にもあったのですが、やはり総合的にはここが一番良さそうだと言うことで、昨日説明会に行ってきました。

4家族子供5人、父親は私だけでした。

息子は知らない人たちとはいやだ~、などと最初はごねていましたが、宇宙開発でロボット技術や理工学系の技術は必須だと言うことはちゃんと分かっていたらしく、とりあえず見るだけでも見ようと相成りました。

まずここが優れていた理由は、このクレファスだけが、レゴ社がロボットで教育するために作られた専用キットを日本で販売しているということ。そして同じくクレファスだけが唯一ロボット作製を通じて、科学的教育やコミュニケーションを育成するというコンセプトを持っています。他系列校では塾の片手間にやっているところが多いようです。

驚いたのが1年で2回ある大会ではロボットの評価はもちろんその前のプレゼンテーションにも力を注いでおり、ロボットの技術点が全体の4割評価だとすると、プレゼン能力が6割評価となっています。このプレゼン技術やいわゆるディベート技術というのは日本人が最も不得意とするところ。欧米などでは小学校低学年から毎週のようにガンガン子供たちは教室の前に立って皆の前で発表し、技術を磨いています。また色々論議を繰り返し、成長します。

親たちが説明を聞いている間、子供たちはそのレゴ専用キットで組立てプログラミングし、試行錯誤しながら動かしていました。息子は最初、いやがっていたのですが、元々宇宙飛行士とかロケットエンジニアという非常に明確な目標があったため、こういう技術が必要であることは即理解し、体験ロボット作りに夢中になりました。正直、少々高めのそのレゴキットは、大人が作っても十分楽しめるというレベルだったと言っておきます。

高いのか安いのか分かりませんが、学校では教えてくれないことがいっぱいに詰まったカリキュラムであることは間違いなさそうです。そして息子の夢がグンと近づく教育であることも。そういうことであればこの程度の出費は喜んでと思ったりします。

平成二十四年師走十日

不動庵 碧洲齋