異常に暑かった2010年の夏から自宅ではエアコンを使ってません。
正確には妻の部屋では使っていますが、本人曰くその部屋は他より暑いのだそうです。
まあ、妻に関してはこれ以上のツッコミはやめて、ここ3年ほどエアコンなしの生活について思ったことを少々。
我が家は最近よく見かける建坪率いっぱいいっぱいに立てている家と違ってテントを張ったりバーベキューがかろうじてできそうな程度の庭があり、その樹木によって直射日光は結構防げています。
また、芝生や土の地面もあり、ちゃんと水をまいておけば少しは冷えます。
現に夕刻、敷地の外、周囲のアスファルト道路や塀に打ち水すると、割に涼しくなります。
(これはこれで水道代がバカにならないとは思いますけど)
ここ.3年間でフル活用しているのが扇風機。普通の扇風機です。
自宅にいるときに常に考えるのは風の流れ。
なるべく窓を開けて風を通します。
また、無駄な電気を消して熱を発するものを抑えようとします。
余計な動きが減ります。
14-17時頃で特にすることがないときは昼寝。
どんなに暑くても窓を開けて扇風機を最大にして、ちょっと冷たい飲み物があれば大抵しのげます。
常に風や気候を読み、体調と暑さを両天秤にかけて動くようになります。
気温や気候、時間帯を常に頭の中で考えるような感じでしょうか。
そう考えるとよほど人為的な場所でない限りは扇風機でも十分です。
息子にもほとんど使わせていません。
体が弱い人には勧めませんが、エアコンになれるとやはり体のどこかの感覚は正常ではなくなるのではないかと思った次第です。
自然が一番などと言うといかにもですが、やはりなるべく人工的な環境を排除して、過ごしにくいこともありがちな日本の四季折々の季節を楽しみたいところです。
エアコンがよく効いた部屋よりも、そのままの暑さの部屋で食べるアイスやスイカなどは絶品ですよ。
確かに昨今、昔よりも暑くなってきているのは間違いなく事実です。
しかし人間は氷河期も生き残っていますから、機械などを使わずにしのげるような知恵と精神力を養っていきたいところですね。
平成二十四年葉月六日
不動庵 碧洲齋