不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

露人

男性

全体的によく家事などをするようです。

私と相通ずるものがあるな。

友人の父は私の父と同じく、まめに家事をするようでした。

でかい体格の人が多いと思われがちですが、以外にそうでもない人も多いです。

基本的にアメリカ人みたいに陽気な人は少なく、やはり静かな人が多いように思います。

繁華街に行っても周囲が迷惑するようなバカ騒ぎをする人はほとんど見かけません。

ファッションセンスもなかなか実用的な着こなしをしている人が多く、好感が持てます。

私の友人がそうですが、お酒が強い人ばかりとは限りません。

ウォッカを飲んでバカ騒ぎをするロシア人というのは結構ステレオタイプです。

女性

全体的に文句なしの美人が多いです。

日本で言えばよく化粧品のCMに出てくる、青い眼で金髪のモデルさんのような感じでしょうか。

前回の訪問時に「やっぱりマリア・シャラポワの出身国だけあって、美人が多いよな」と言ったところ、友人らが顔を見合わせて「マリア・シャラポワって美人か?」と聞き返された程です。確かに町中でマリア・シャラポワが歩いていても誰も振り向きもしません。

とはいえ、他の欧米国と違って若干可愛らしさがあるようにも思います。取っつきにくさはありません。

ソビエト時代から女性の自立は推奨されてきましたが、確かに男女平等という観点は強いように思います。

ファッションセンスもやはりおしゃれながら控えめで好感が持てます。

友人曰く、見かけによらず気が強いのが多いとのこと。お付き合いしたことはないので分かりかねますが、これだけ美人揃いだと少々気が強いのはご愛嬌でしょう(笑)。

男女とも接客業ではあまり笑いませんが、逆に接客業で笑いかけてくるのはやはりロシア時代に生まれてきた若い世代、特にプロ意識を持っている人たちのようです。日常ではみんなよく笑いますし、慎み深いところなどは日本人と相通じるものがあります。

信仰心はそんなに深くないと言いますが、教会はあっちこっちにありますし、かのプーチンも大統領になるとすぐに有名な教会を復興させました。また、友人らは教会に入るときや教会の中ではとても敬虔でした。基本的にこういう人たちは信用がおけます。

今回、友人宅近くにあった古い教会に行きました。何でもピョートル1世が作った、古い教会とのことです。確かに普通のロシア正教に見られるようなタマネギ型の尖塔がありませんでした。中も拝見しましたが、本当に古く、畏敬の念を覚えました。これはまだ修復途中とのことで、なにがしかの寄付を納めました。

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運転の様子を見るに、日本と比べるべくもありませんが、かといって中国人のような傍若無人でもなく。まあよく乱暴な運転をする人も見かけますが、ことあるごとにクラクションを鳴らすような人もいません。渋滞でも忍耐強いと思います。特に今回、モスクワで有名な大渋滞にはまり、普通なら40分とかからず着くところに4時間近くかかりました。死にました。路肩に出たり、あちこち車線変更をする人はいましたが、まあよくみんな忍耐強いものだと感心しました。

平成二十四年葉月二十日

不動庵 碧洲齋