不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

武者行列のこと

武者行列の参加歴は今年でかれこれ息子の歳と同じ9年になるでしょうか。

息子の初節句に当り、予算的には実物大もミニチュアセットも大体同じだったので、実物を買いました。

以後、”息子の”甲冑をお借りして参陣。

大まかな祭りの参加回数は20回程度。小さいモノは数回。

これによって新たな繋がりが増えました。

現在、私が号している武號”碧洲齋”も、甲冑仲間同士で利用している和式ハンドルネームに合せてできあがりました。今では甲冑仲間の方から本名を呼ばれると変な気がします。(というか本名を知らない人が多い)不動庵は私のHP名、碧洲齋は甲冑仲間同士のハンドルネーム。この不動庵 碧洲齋 という古風な名前は、実はITの世界から出てきた名前なのです。

元々歴史は好きですし、細々と武芸をたしなんでいるので、こういうことは大好きです。

まさかこの歳でそんなことをするとは思いませんでした。

実際、甲冑を着ると稽古で時々行われる甲冑組み討ちがよく分かります。もちろん昔の武者たちの苦労も偲ばれます。更に関東やその他地域の郷土文化に接することができ、非常に有意義です。

例えば歴史の浅い米国でも似たようなことをしています。

独立戦争南北戦争の衣装装備を付けて模擬戦をしたり、パレードをしたり。

私は留学中に何度も見ましたが、結構おもしろかったです。

こういう行事は自分の国の文化を再認識する上で重要なのでしょうね。

戦国時代に関しては全く関係がなさそうな在住の地域、埼玉県でもやはり戦国時代はそれなりに戦いがあったと言うことを武者行列を通じて知りました。

一番有名なのは何と言っても忍城の攻防。豊臣軍2万を以てしても3000の農民兵混じりの平城を落とせなかったのは痛快です。今年の9月に「のぼうの城」として映画が公開されます。楽しみですね。

5月には今回初めて行われる埼玉県の祭りがあります。

所沢市にて行われる、第1回滝の城祭り。

第1回ということなので、さしずめスターティングメンバーでしょうか。

埼玉県民として使命感を感じます。

せっかくなので、同門の米国人2名を呼びました。

他にも同門たちが観に来てくれると嬉しく思います。

来年ぐらいからは当流の演武でもやってみようかな(笑)

せっかくなのでこのお祭りの紹介をさせてください。

開催 5月20日 (日曜日)

場所 埼玉県所沢市滝の城公園

時間 10:30-15:30

最寄り駅 JR武蔵野線 東所沢駅

なお、武者行列は10:30よりこの東所沢駅から始まるそうです。

参加予定の武者の総勢は60名。自前甲冑の方が多いので、さぞやきらびやかなものだと思います。

お時間のある方はぜひいらしてください。お待ちしております。

画像

平成二十四年弥生九日 不動庵 碧洲齋