不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

本を買いました

昨日は体調不良のために午後半休にしましたが、医者に診てもらい、1.2時間横になっていると退屈になったためブックオフに行きました。

ここ最近はまた、読書する気分なのです。

とりあえず「英国戀物語 エマ」の残りを全部読んで(笑)、物色しました。

本屋さんではひらめきが肝心です。

私の場合、目に入った瞬間に手を伸ばした本はほとんど買ってますし、それがつまらなかった確率は2割以下でした。多分。

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今回買ったのはこの3冊。

まず、もの凄く発音しにくいのですが、アルボムッレ・スマナサーラ氏著書の「怒らないこと」「怒らないこと2」。この方はスリランカ初期仏教(テーラワーダ仏教)の長老なんだそうです。まだ全く読んでませんが、期待できると断言できる程度に今回も閃きました。

もう1冊は「ズバリ図解 仏教」。文庫サイズで見開きごとに仏教の要点を分かりやすく説明しています。実は私自身、あまり仏教には詳しくありません。禅などで老師様たちから色々得ていますが、その程度です。なので初歩的な仏教の知識ぐらい、自分で学ぼうと思った次第。ざっと見た感じではとても分かりやすそうです。

怒らないということは個人的に極めて重要な気がします。

武芸でも怒りに駆られたり、感情的になる人はかなり弱いです。

もの凄く強い人でも、一旦怒りに駆られると、まさかの大失態を起こす可能性があります。

私自身、実際そういう場面に出くわしたことが多々あります。

おかげさまで何度か正気ならぬ勝機を頂きました(笑)。

武芸でなくとも日常にも憤怒さめやらぬ方は精神的によろしくない。

怒らなくとも愚痴や皮肉、罵ったり、詰ったりする人の精神状態がよかった試しなどありません。

もちろん人は木石ではありませんからマイナスの感情が起こることはあるでしょうが、問題なのは起きてもそれを流し去ってしまえないことなのだと思います。留まるとよくないですね。

私が禅を行じているほとんど唯一の目的は喜怒哀楽を自然発生させてしかも川の流れのようにサラリと流し去れるようにすることです。私などまだまだ作為が感じられます。Sが趣味の人から何を言われてもサラリと流せるようにならねばなりませんね。

平成二十四年弥生二十九日 不動庵 碧洲齋