私は犬好きなので、大抵の犬と仲良くなれます。
特に飼っていたこともあって、シーズー犬とはかなり相性が良さそうです。
普通に歩いていてもシーズー犬と目が合うと、かなりの確率でむこうは首をかしげてちょこちょことやってきます。
シーズー犬好きというのが分かるのでしょうか。
その時の懐かしがるような目が不思議に感じます。
先日も春日部で稽古を終えてから武道館の駐車場に向かう途中、散歩の途中だったシーズー犬とたまたま目が合うと、何か一瞬遠い目をして首をかしげ、考え事をしているかのようなそぶりで近づいてきました。
そんなとき、犬ってどんなことを考えているんでしょうか。
飼い主に聞くとそのシーズー犬は15歳になるのだとか。
しばらくなでてから、「長生きするんだよ」と言ってやりました。
私はまた犬を飼いたいとは思っていますが、やはり家族全員の合意無しでは飼えませんのでやむを得ません。
個人的にはペットを飼うことは子供に責任感や命の大切さを教えられる絶好の機会だとは思っているのですが、人によってはそれよりも重要な事もあるようです。
大震災の年に昇天した我が家の愛犬は日々どんなことを考えていたのか、今でも良く思い返したりしています。
平成二十四年弥生十二日 不動庵 碧洲齋