気のせいか・・・少し寒い・・・
「新少林寺」見てきました。
何からコメントしたらよいのやら・・・
大衆映画の一鑑賞者として・・・
やっぱり武術映画で飛び道具はないでしょう。
普通に考えたらやっぱり鉄砲の方が武術より強いです。
ストーリー的にアクションと爆発を使いすぎの感あり。
前作と比べてしまいます。
全体的にイマドキ映画ですなぁ。
それともうちょっとジャッキーチェンを使って欲しかった。
あの使い方はないでしょうが。
あ、お約束のあくどい西洋人いました(笑)
今回は日本で売れないと困るのか、さすがに凶悪な日本軍は出てきませんでしたね(爆)
でもお寺に砲撃ってそれはないと思うけど・・・。
(あったとしたら列強じゃなくて共産党でしょうが・・・)
武芸者として・・・
いつ見てもさすがに少林武術の動きは素晴らしい。
特に今回はチビッコまでなかなかでした。
稽古のシーンでの動きもなかなか。
でも軍服着てあの動きはチョットできないんじゃないかなぁ・・・。
ワイヤーワークもやめてほしかった。
仏教信徒として
お、お~い・・・。
まさか、強欲まみれでも最後は仏様が救ってくださるなんて思ってないよね?
権力抗争の主要メンバーが2人も最後には仏に救われたなんて、ちょっと仏教に対する過大な期待のような気もするけどなぁ・・・。
まあ、監督が現代中国の拝金主義に対する痛烈な皮肉とも受け取れますが。
仏教は免罪符は発行してませんよ、あいにく。
それと悟りとか慈悲とか、エンディングソングにも多用していたけど、軽いんだよな~。
そんな簡単に、機関銃みたいに使わないでほしいねぇ。
でも主人公が改心して坊さんになる話はいいな。
中国の成金亡者の皆様、明日のあなた方の話ですよ、って監督は言いたいのかな(笑)。
最近、中国では仏教や儒教が回帰してきていると聞きます。
さすがに現代中国人の民度の低さ、心のすさみ方に疑問を感じてきたようです。
それはそれでいいことではありますが、坐禅会の老師曰く、今の少林寺は全くの成金まみれ、門前町も金目当ての商売人だけ。少林寺地域は気分が悪くなる程の商売の街に成り下がっていたとのことでした。寺の坊主はまともに修行しているようにも見えなかった、とのこと。だよな~。
個人的にはDVDでもよかったかな。
SD111120 碧洲齋