不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

忍城祭 2011

毎年この時期は埼玉県行田市にある忍城にて行われる祭りに参加します。 「ダサイタマ」などとよく叩かれるも、なかなか反論材料がない一埼玉県民としてはいつも悔しい思いをするのですが、この忍城、攻城戦では右に出る者がいない豊臣軍を以てしても落城しなかった、全国でも数少ない城なのです。しかも当時、豊臣軍2万に対して成田氏忍城軍わずかに500! テルモピュライの戦いか、アラモ砦の戦いか、と言ったところ。愛知県民め!思い知ったか!なんて思っちゃったりします(笑)、あ、うちのカミさんも元愛知県民ですけど(爆)。 この日の前日は猛撃な腹痛に襲われていましたが、精神力と御仏の御加護で持ち直しました(笑)。実は当日はまだ腹が重かったので、槍を振るう時などは、正直わずかに違和感がありましたが、まあまあ見苦しくない程度で何よりでした。 同行したフィンランド人同門の先生が私と仲のよい武友なのです。優秀な先生だけあって弟子も礼儀正しく優秀です。さすがにこれだけの甲冑武者が集まるのは初めて見たようで、感激の面持ちでした。 今回は初めての参加が多かったですね。 私はもう7年ぐらい出てますが、最初の頃に比べるとメンバーが大いに替わっています。
画像
リハーサル 胴丸を着付ける前にリハのため外に出ました。 やや曇っていたもののほとんど晴れ。 今回はときたさんが休みなので、私の相手はこれまた武者行列で付き合いの長い征夷大将軍殿。 とりあえず槍を振るってみましたが、ん~・・・ビミョー。 実はいつもなら、ごく僅かに乾燥したために反っている感じ、風を切る感覚まで指先に伝わるのですが、今回はそんな余裕もなく・・・。 距離感も対戦相手には申し訳なかったのですが数センチ単位、いつもならセンチ単位です。 マジに殺陣やったら当たる可能性大、怖かったっす。 将軍様とは少し手合わせをしただけでした。 ま、天気がよかったこと。 あ、今回の甲斐姫様とも仲良くなりました! 気さくに笑談していたので、加わり・・・色々太刀さばきなどを手取り足取り御指南申し上げるほどに仲良くなりました(笑) 太刀さばきの初々しさ、うんうん、頑張って。 美人は大好きです、はい。 甲斐姫様と
画像
画像
構え~槍! 控え室に戻り完全武装。 そのうち会場には観客がどんどん増えてきました。 で、いつものように入場。 入場はさすがに気張っていましたが、忍城ステージに立った瞬間に眠くなりました。
画像
いや~恥ずかしかった。 最初の攻防戦、思い切り出遅れました。 正直申しまして槍を杖にして面頬の下でグーグー寝てました。 前日の寝不足とこの暖かい陽気が為です(笑) 数歩、走ってから何をしているのか気付いた次第! ともあれやる気ゼロだったのでたった2合やっただけで、早々と引き始める始末・・・ 本当に冷や汗かきました。
画像
2回目の攻防はちゃんと起きてましたよ(笑)。 でも気力は充実してませんでした。
画像
寸劇は無事に終わり、お城までの短いパレード。 大手門に着くと、自前甲冑隊は解散、応募甲冑隊と来賓は記念撮影。 昔は自前甲冑隊も記念写真を撮ってくれたんだよな~。 な~んかこの距離が寒い今日この頃。 でも大手門の中では観客の皆様からの記念撮影リクエストなどに快く応じましたよ。
画像
そしてフィンランド同門と合流してから団子とお茶で休み、資料館にGO! 今年は兜の特別展示! ときた殿、逃しましたな(笑) 外に出てからゼリーフライを買い、控え室に戻るとボチボチ戻ってきた方もいました。 そこで装備を外しました。 あ、エル参斗之介さんから戦艦三笠の扇子を頂きました。 うれしかったっす。 会場を出るとさきたま古墳へ。 なんたって日本の悠久の歴史を知るにはいいところです。 フィンランド同門は古墳群の巨大さと関東平野の大きさに感動していたようです。 (日本は狭いはずですが、フィンランドよりはやや大きいです) 帰路は眠かった・・・ 元々私もあまり話さない上に、彼も静かなので・・・。 (そういう友人の方が多いのです、実は) SD111115 碧洲齋