このところ、毎回息子と楽しみにしている「妖怪人間ベム」ですが、これは昨日の会話です。
買い物で車に乗っていたところ、息子がふと先週のベムの話についてぽつりと言いました。
「ベム達ってさあ、死なないんだよね」
「そうだね、ケガしてもすぐに治ってしまうからな」
「それってつまらないよね。人間は最後には死ななきゃつまらないよね」
私はちょっと感心しました。
「何でそんな風に思うの?」
「ん~、だってずーっと生きていたらつまらないじゃん。楽しいことも嫌なことも終わりがあるから楽しかったり我慢できたりするでしょ?終わりがなかったら楽しいことも楽しくないし、我慢もできないよ」
確かに・・・
息子は祖父の死を見てから、生死や仏に対してただならぬ関心を持っています。
命のあり方、死に様についてもです。
現代の日本ではなかなか「死」を見る機会がないと言えます。
それだけに息子には命の尊さ、生の意義について、死ぬまで考えてほしいと思いましたが、ある意味、私なんかよりずっとよく分かっているように思いました。
それにしてもベラ役の杏さま、本当にお美しい!あんな女性にコワい啖呵を切られたら、私なんか黙って従ってしまいそうです(笑)。
SD111113 不動庵 碧洲齋