不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

稽古について

武神館では世界各国から毎日のように門下生がやってきます。

主な道場にはほぼ常に外国人門下生がいますし、幾つかは日本人よりも多いぐらいです。

宗家直伝のクラスでは圧倒的に外国人の方が多いようです。

私が通う道場でも日本人が多かったことなどは25年通っていて数回ぐらいでしょうか。

文化が違いますし言葉も違います。

だから考え方が全く違いますが、同じ門下として一生懸命に稽古に励んでいる方もいます。

英語が話せるとかなり便利ですが、話せなくとも身体を動かすわけですから、会話ができない同士でも結構うまく稽古をしている光景をよく見ます。

私の経験で、かなり偏ったりしていますが、北欧(露国を含む)、イスラエル、ブラジルの門下生は平均して優れた技量の持ち主が多く、私自身、稽古をしていて非常に楽しく感じます。

残念ながら文化の違いだけでなく、品性や道徳性の問題もあって、例えばネット上で批判されているようなことが全くないわけではありません。

しかし、そういった問題はどの流派でも程度の差こそあれ、潜在的顕在的を問わず、存在していると、幾つかの流派の師範や宗家から直接伺ったこともあります。

よく考えれば完全無欠な一門なんてあろうはずもないですから、結局は自分対師として正しくあるべきが重要で、各がそれに対して誠実であって欲しいと思います。

ま、先輩として後輩たちをある程度は指導せねばならないことしばしばですが。

私の場合は多少英語をかじっていて、比較的古株なので、やむなく自分のHPである程度、武芸者としてあるべき姿勢を少々偉そうに書いてしまっていますが、分かっている人だったら読むまでもなく、分かろうとしない人はそもそも読むはずもなく、そこが難しいところです。

別段オチがありませんが、そんな風に思っている今日この頃でした・・・

SD111011 碧洲齋