不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

鹿島神宮演武大会

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昨日は同門武友 龍怒殿と鹿島神宮に行きました。

目的は現地で行われる古武道演武大会を見るためです。

古武道演武大会は例えば日本武道館でも行われていますが、こちらの方が近くから見ることができます。

また、なにより神社でそれが見られるというのが良いですね。

鹿島神宮は2.3度行ったことがありますが、よく考えたら演武の時だけなので、実はじっくり見たことがありません。

演武は4時間前後もあるので、見た後は疲れ切ってしまうのです。

今回、常磐自動車道の終点、潮来インターを降りると異様な風景を見ました。

潮来インターを降りると、のどかな田園風景が見えるのですが、その中にぎょっとするものがありました。

田んぼのど真ん中に破壊された建築用(多分住宅用)の木材が多分、高さはビルの3階分ぐらいでしょうか、そのぐらい堆く積み上げられていました。

その隣にはコンクリート片とかも同じ高さに積み上げられていました。

ざっと見でも恐ろしいほどの量です。

もちろん3月11日の大地震で発生したがれきだと思いますが、大震災の被害を目の当たりにしていなかったので、改めて恐怖を感じました。

同門も同じく感じたようです。

駐車場は参道すぐ近くの私有駐車場でしたが、1日止めても300円。

しかも無人で勝手に箱にお金を入れてください、とのこと。

のどかさに笑ってしまうと同時に、こんな時は日本人でよかったとお思いました。

神社に入るとすでに準備万端のような感じでしたが、とりあえず社務所にて「武道御守」を買いました(笑)。

ま、武道専用の御守なんてなかなか売ってないので、物珍しさと言うことで。

そうそう、BSプレミアム堺雅人主演「塚原卜伝」が大々的にアピールされていました。

本当は大河ドラマを狙っていたらしいのですが、ともあれドラマになったと言うことでこの辺りの皆様はとても喜んでいたようです。

個人的にも粉飾や虚像的な宮本武蔵よりは塚原卜伝の方が好感が持てます。

実際、エビゾー武蔵よりは雅人卜伝の方がはるかに品がありそうです(笑)

一番良いところに陣取ろうと、本殿のすぐ横、やや高くなっているところに場所を取りましたが、次回からは折りたたみ椅子などを持って来た方が良さそうです。

また、ビデオを持ってくるなら三脚もですね。

なにせうちのザクティはものすごく古いので、トータルで1時間も撮影できませんでした。

やむなく携帯も稼働させましたが、携帯も30分少々でアウト。

個人的には実はこんな風に撮影したのは初めてです。

海外に紹介したかったので今回は頑張って撮影しました。

私は自分の目で見て、感覚的に看取り稽古にする方が好きなのですが、たまにはこういうのもいいでしょう。

トータル4時間は長かった!

最後の一つ、天真正伝香取神道流の前にいったん演武を止め、当神社で結婚式を挙げていた新郎新婦が目の前を通って本殿に行きました。

こういう優雅さはさすがだと思いました。

香取の薙刀、さすがですね。

私も実は同じ薙刀を持っていますのでよく分かりますが、あのように使いこなすのは本当に修練に修練を積み重ねないと難しいです。

また、香取はいつも参加者が多いのですが、門下生の多さも香取が隆盛している理由でもあるのでしょう。

演武が終わると速攻、そば屋に駆け込みまずは1杯。

ようやく生きた心地がすると、もう神社巡りは諦めて帰路につきました。

帰路はやや混んではいましたが、想定内で自宅に無事に着くことができました。

撮影した内容はYouTubeにアップしてあります。

ご興味ございましたらご覧下さい。

http://www.youtube.com/user/HEKISHUSAI

帰宅してすぐ買い物に行ってしまったので、「塚原卜伝」は最後の15分ぐらいしか見られませんでしたが、期待できそうですよ。土曜日の再放送を見るつもりです!

今朝、社員に声をかけられました。

「昨日鹿島神宮に行かなかった?」

「はあ、行きましたが・・・」

「やっぱりそうだ。昨日のNHKのニュースで鹿島神宮の演武大会が紹介されていたんだけど、碧洲齋さんが映っていたよ!」

「・・・」

ちょっとビックリな碧洲齋でした。

SD111003 碧洲齋