不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

西新井大師

今日は午後から西新井大師まで歩きました。 西新井大師とは真言宗豊山派の寺院で正式名は五智山總持寺。 通称が西新井大師です。 由縁は空海弘法大師)が関東巡錫の途中、西新井を通った際に、本尊である観音菩薩の霊託を聞き、本尊の十一面観音を彫り天長3年(826年)に寺院を建立したことに始まるとされます。 近隣では結構古い寺院ですね。 幾つかの寺宝は京国立博物館に預けているぐらいです。 関東では川崎大師などと並び、関東三大師と呼ばれているようです。 自宅から徒歩で行ったことはありません。 駅で言うと東京方面に2つめの駅になります。 しかしながら距離としては約5キロですから行けない距離ではありません。 ということで歩いてみました。 ま、少々暑かったには違いありませんが、往路は何のことはありませんでした。
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修復されたばかりで結構新しい感じです。 本堂でお賽銭をして、巡礼用のお経を一通り読経。 ぐるりと写真を撮りながら正門まで。
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門の外には名物の草団子が売っているのですが、歩きなので我慢。
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私が幼少の頃、両親が良くここに連れて来てくれたことを思い出しました。 昔はここにちょっとした動物園のようなものがあったように記憶しています。 古いアルバムには西新井大師で撮影されたものがありました。 どんなことを願ったのでしょうか。 でも今日の私も両親と全く同じことを祈ったのだと思います。 復路はやや疲れてきました。 情けない、たかだか10キロが普通に歩けぬとは。 これからも時々歩きたいと思います。 SD110918 碧洲齋