不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

カブトムシ捕獲大作戦

昨夜は息子とカブトムシを捕りに行きました。

行き先は草加市の西隣、川口市

植木で有名な安行です。

安行は関東平野のど真ん中にしては珍しく、丘陵地帯になっており、ちょっとした森林のようになっています。

実は私が卒園した幼稚園もそこにあり、幼少の時は文字通り野山を駆け巡りました。

当時と比べると、息が止まる程の森林破壊ですが、それでも周囲に比べると相当豊かな森林がまだあります。

カブトムシを捕りに行ったのは私も良く行った山ですが、さすがに昨夜は週末と言うこともあって4.5家族が懐中電灯を持ってきていました。

不思議なもので、幼少の時に見て回った、カブトムシなどの虫が集まってくる樹液をよく出している樹木が、当時の記憶のまま、まだそこにあります。

何本かの木は無くなっていましたが、それでも大半の木は残っています。

そんな時は人間の卑小さ、大自然雄大な時の流れを感じずにはいられません。

野山の樹木からしてみれば、人間の喜怒哀楽、毀誉褒貶などは蟻の一跨ぎのようなものなのでしょう。

息子はそこを「カブトムシの山」と呼んでいます。

結局そこでは雌を1匹ゲットしただけでした。

やむなく第2ポイントに移動しました。

県内でも有数の貝塚、新郷貝塚です。

ここも私が子供の頃に良く来ていた場所です。

今は公園になっていますが、当時は整備されておらず、土器片や骨(動物のものだったと・・・信じたいです・笑)を拾っては、古代人に思いを馳せていました。

拾った土器片などは宝物のようにしていました。

カブトムシの山とは異なり、誰もいませんでしたが、ごく一部を除くと真っ暗なので、人によってはちょっと怖いかも知れません。

息子も少し怖々としていましたが、私がここは古代人の村があったところだと言うと、足元の貝殻片などを興味深そうに見ていました。

いました、つがいで。

とはいえ、やはり息子にはカブトムシは非常に大きな昆虫なので、びくびくしながらやっとこさオスの方を手で捕らせて、かごに入れさせました。

この辺りは昔と違うなと思う次第。

私は物心着いた頃から普通にカブトムシに触っていましたからね。

そういえば、カブトムシの山に来ていたお父さんたち。

捕り方がぜんぜんなっていない。自然に慣れていないんでしょうね。

合計3匹のカブトムシを捕獲した息子は満足して帰宅しました。

SD110716 碧洲齋