今日は息子のパスポートの更新に行ってきました。
今は市役所でできるので非常に助かります。
しかも更新の場合、戸籍謄本とか住民票もいらないのです。
強いて難を言えば、申請料の高さ。
何とかなりませんかね。
高すぎです。
息子は3歳になる少し前から1年間、妻とサイパンで暮らしていました。
妻が現地の日本語学校で日本語を教えていたためです。
私自身、結婚前に豪州で1年半ぐらい教えていたので、元同僚としてぜひ経験した方がいいと思い、日本語学校からオファーがあったときに勧めました。
息子にも海外での生活を体験させた方がよいとも思いました。
そこで今回の更新の際に注目した項目がいわゆる署名欄。
前回はもちろん母親の代筆ですが、今回はどうする?
息子に聞くと、自分でサインをしたいとのこと。
試しに書かせると、何度か考えた後に何か一文字の大きさの記号らしきものを書きました。
「何これ?」
「いつもパパが使っているやつだよ」
どうやら息子は私の花押について言っているようです。
現在、私が公式サインとして用いているのは花押と本名と英名のイニシャルを組み合わせたものです。
花押は友人にデザインしていただいたものを多少書きやすく崩して使っています。
花押をサインとして使っている人は多分少ないと思います。
伝統芸能をされている方とかがほとんどではないでしょうか。
私は自分の花押がとても気に入っています。
さて、息子は花押に自分のファーストネームをひらがなで付け加えてサインとしました。
なかなかやるな。
で、今日の昼、市役所に申請書を持参したのですが・・・
窓口の方がサインを見るなり
「ん~、これはちょっと」
を数回繰り返します。
「何か問題がありますか?」
と聞いても不明瞭な返事。
サインが問題のようだと分かると
「このサインは問題がありますか?特に決まりはないはずですが」
とたたみ込みました。
昼休み中に来ているので早く処理して欲しかった。
とうとう、上司が出てきて説明をする始末。
私の方も自分で花押を使っていること、息子もこの花押サインをちゃんと書くことができることなどを説明しました。
要は別段どこも規定違反の部分はないのだが、7歳の自筆サインはあまりいない上に、花押など使う小学生はもっといないが為に悩んだらしい。
気持ちは分かるで!普通、7歳で花押なんか使わんな。しかしこっちは急いでおるのだ!
結局、「この未成年の署名に関するトラブルの一切は保護者の責任と言うことで了承して頂きました」というえらく長い定型文のゴム印を押して事なきを得ました。なんだ、そういうのがあるんじゃないか。
帰宅後、息子に話したらにやりと笑っていました。
全く、行く前から世話がかかるな・・・
SD110523 碧洲齋