不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

セラミックフィルター浄水器

昨夜、カタダイン社製セラミックフィルター浄水器の交換用セラミックフィルターが届きました。

今まで10年以上備えていましたが、結局試しに使った数回以外は仕舞ったまま。

しかし今後は分かりませぬ。

最初に買った時に付属していたフィルターと、今回買ったフィルターの違いなどを検分してみたいと思います。

最初のフィルターは色が白かったのに比べて、今回のものはやや赤みの差した色。

フィルターの模様も均等になっています。

性能的に違うのでしょうか。 触った感触も違います。

底のキャップも金属からプラスチックになりました。

左が本体購入時のフィルター、右が今回買ったフィルター。

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ネットで調べたら、金属製キャップモデルは劣化しやすいとのことでした。(パッキンが割れるらしい)

金属製キャップからプラスチックになったからなのかどうか分かりませんが、重さも変わりました。

古い方は65グラム、新しい方は50グラムでした。

色はたぶん、現在の黒いボディに合せた色なのでしょう。

私の浄水器は古いモデルなのでボディはブルーです。

付属品はOリングとシリコン潤滑剤。

Oリングはフィルターがセットされる口に取り付けます。

これがひび割れたりすると浄水器の質が落ちてしまうわけです。

潤滑剤はそのOリングとポンプのOリング両方に付けました。

これはかなり重要ですが、Oリング自体はホームセンターでも売っています。

私のはほとんど使っていないので見た目きれいでした。

付属品のOリングとシリコン潤滑剤。

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これはどんな仕組みで動くのかというと、まず半透明のホースを水源に投入します。

先には漉し網が付いているので、多少のゴミが浮いていても大丈夫です。

そして握り柄の付いているL字型のポンプを上下に動かします。

すると取水された水はセラミックフィルターがあるチェンバーに通り、セラミックフィルターに浸透し、浸透した水がフィルターに直結した注ぎ口から出てきます。

最初、注ぎ口から出てきた水ですが、大体コップ1杯分程度はフィルターの素材であるセラミックのかすが入っている可能性があるので、捨てます。

その後、注ぎ先に向けて注ぎます。

性能としては世界最小のバクテリアも通さないセラミックフィルターは秀逸です。

(あまり汚い水で使ったことはないのですが・笑)

当然、使っているうちにセラミックフィルターの表面が汚れてきます(そこまで使ったことはありませんが)。

そうしたら本体付属のやすりでフィルタ側面の汚れをそぎ落とします。

このフィルタ1本で7,000Lほど浄化できる性能を持っています。

それだけ優れものなのです。

セラミックフィルターとフィルター用やすり

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が、弱点もあります。

衝撃に弱い。

フィルターは素焼きの陶器のようなものなので落としたら簡単に割れます。

しかし新型の方はやや軽くなった上に少し強度がありそうです。

いずれにしても落としたりしない方が良いかと思います。

なお、フィルターを本体にセットした状態ではフィルタ部分はどこにも接触していない状態なので、落下などの衝撃にはかなり強いと考えます。

注意しなくてはいけないのはフィルター単体を扱うときだけです。

それと品質維持における寿命はどれほどのものなのか、色々調べた結果、購入してからすでに10年以上(たぶん阪神大震災前に買ったと思う)になるので、今回フィルターを買い換えました。

それと使用後はそのまま仕舞っておくと、劣化が激しくなるということ。

3日程度は完全費陰干しにして、セラミックフィルターの水分を完全に抜き取ってから保管すべし。

手入れを怠ったり、水分が抜けきらないうちに片付けて、かび臭くなってしまったときは、少量の重曹を加えた水を1~2リットル濾過し、そのまま一晩浸しておいた後、数リットルの水を濾過して洗浄すると改善するそうです。

ちょっと手入れが面倒ですが、超高性能故、致し方なし。

ちなみにこれが私が日頃からセットしている内容です。本体の他に本体に付属していたポーチの中に折りたたみ式の水タンクも入れています。

これは二つあってもいいかもしれません。

セット内容

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これよりも大型の製品も出ていますので、必要に応じて買ってみてはいかがでしょうか。

SD110418 碧洲齋