不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

不治の病に冒された・・・かも?

実は私は原因不明の不治の病に冒された身なのです

・・・って言ったら驚きますか?

別に冗談で言ったわけではないのです。本当です。

以前から耳鳴りがひどく、昨年後半からは本当にひどくなってきたのですが、放置し続けていました。

で、11月頃、座禅会に出るために文京区の寺に行きました。

座禅会が終わって帰る頃・・・

「ん?」

平衡感覚に異常を感じました。

左側に倒れるような感覚。

気分が優れなかったので、しばらく寺で休息して気分が収まると出ました。

しかし酔っぱらったときの感覚のように、平衡感覚が相変わらずおかしく、100メートルほど歩いたところでとうとう嘔吐してしまいました。

完全にダウン。立ち上がることもままなりませんでした。

仕方ないのでタクシーを呼び、自宅まで帰りました。

都内からタクシーなどと言うゼイタクな経験は初めてです。

タクシーの中でも横になったまま動けませんでした。

帰宅後も頭の中がぐるぐるするのは変わらず。

2.3時間ほどじっとして、落ち着くと布団を引きすぐに寝ました。

翌日は平衡感覚を含めてほぼ正常に戻りました。

しかし退社後に医者に診てもらったところ・・・

メニエール病の可能性があります」

聞いたことはあるけれども、なんだか全く分かりませぬ。

かいつまんで言うと、三半規管のどこかに水ぶくれができ、それが三半規管を圧迫して上記のような症状を起こすのだとか。

ただしこのメニエール病、原因が分かっておらず、根本的な治療方法もなく、しかしながら死に至る病気でもないという、病気のくせにエラく中途半端な病気なのです。

あまり深刻なら手術もできるようなのですが、血圧を下げるなんとかというひどくまずい飲み薬を処方されただけでした。

問題なのは本当にメニエール病かどうかも分からないのです。

何度か再発して、専門医に精密検査をしてもらって初めて分かるとか。

帰宅してから数日、メニエール病について色々調べてみました。

調べれば調べるほどやっかいな病気です。

たぶんストレスが原因だとのこと。理由は先進諸国にしか起きないから。

特に都市部とか。

ん~、ストレスか・・・ストレスねぇ・・・。

今の生活でストレスな部分はかなり限られているからなぁ~。

しかしながら、発生する頻度は人それぞれで、数日おきとか数年おきとか、かなり差があるらしいです。

実はずっと昔に同じような症状が出たことがあります。

たぶん10年ぐらい前だったと思います。

そのときもしばらく休んでから車で家まで帰りました。

まずい薬は2週間ほど飲み続けましたが、効果があったのかないのか。

よく分かりません。

とりあえずその後から今まではひどかった耳鳴りも治まってきています。

もちろん多少心がけることもあります。

水を取りすぎないこと。

どうやら1日2Lの水を飲むとか、2Lとは言わず水を多く摂取するというのはかなり怪しいそうです。

水を控えたところ、非常に調子が良くなってきました。

要は水は必要なときに必要な量だけを飲めばいいようです。

あと、サプリとか食事療法もしてません。

ごく普通です。

運動は今まで通りです。

水を控えてからはぐっと耳鳴りは減りました。

再発の恐れはなきにしもあらずなので、しばらく様子見ですが、この病気になってからというもの、健康というものがいかにありがたいか、とても身にしみてよく分かりました。

健康ってやっぱりありがたいものなんですね。

一昨年に初めて尿結石のために生まれて初めて点滴なるものを受けましたが、今回はそれを上回る経験でした。

それに関連して、最近の健康に関する定説には非常に懐疑的になってきました。

(元々懐疑的だったのが、もっと疑い深くなったと言うこと)

デトックスとか8時間睡眠とか水1日2Lとか足裏ツボマッサージとか、言ったらきりがないですが、医学的効果で謎だが確かに効いているというのは私にとって今のところ鍼灸ぐらいです。あれは確かに効いています。

まあ私も不惑を超えてしまったことだし、健康には感謝しつつ、十分に気を配って参りたいと思います。

SD110412 碧洲齋