不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

ドラえもん

今日は息子と「ドラえもん」の映画を観に行きました。

旧作も見たことがありますが、これがドラえもん映画の中で1.2を競う人気だったとは知りませんでした。旧作よりおもしろくなっていたと思います。

「男は負けると分かっていても戦わねばならない時がある」

ジャイアンが言った言葉ですが、キャプテンハーロックも同じことを言っていました。

そうなんですよね。勝つ負けるではなく、絶対に引いてはいけない戦いってあるんですよね。武芸者であるにせよないにせよ、男であれ女であれ、その時に逃げるか否かでその人の高貴さ、引いてはその民族の優秀さが分かるかも知れません。

友のために命を投げ出す尊さは聖書にも出てきますが、私も息子にはいつも、死ぬべき時に死になさいと言っています。死ぬことそのものは貴くも何ともありませんが、貴い行為はどの時代を通じても価値観は割に決まっています。自分の納得することであれば、そのために命を落としても良いと言ってあります。

人生とは絶対に死んではならないと同時に、絶対に死なねばならないものだと思っています。その狭間に何があるかは人それぞれですが、自分も他人も納得ができる人生の終え方をしたいものですね。

SD110306 碧洲齋