不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

ブラッキーカンパニー

ブラック会社というコトバがあります。

いわゆる雇用に問題があるとされる会社です。

色々見方がありますが、私の経験では以下の条件があればブラック会社の可能性が高いと思います。

1.入る人と辞める人の数が非常に多いこと。

2.ネットなどで調べると求人広告を異常なほど多く出していること。

3.業務内容が不明瞭なこと、もしくは幅が広すぎること。

4.面接時、前任者の退職理由を濁されること。

5.比較的少人数の会社で、社員の雰囲気が似ていること。

6.社長がワンマンすぎること。(相対的に少人数の会社はこれに当てはまりやすいと言えます)

今まで経験してきたブラック会社は2.5社ありますが、上記の少なくとも半分は当てはまったと思います。

今は正規雇用を惜しむ会社が多く、応募者は正規社員の採用であれば多少条件が悪くても目をつぶることが多いかもしれません。

しかしブラック会社というのは基本、入ってくる人はほとんど、消耗品のようなつもりで扱われています。

ごくまれにその会社の社風にマッチするひとがいたらめでたしというところでしょうか。

要するに社主によるものなのか社風によるものなのか分かりませんが、受け皿の幅が非常に狭い場合に問題があるようです。

まあ、力量がある人だったらそういう会社でも認められるのでしょうが、現実にそういう人はとても少ないと思います。

もっとも、そもそも力量がある人だったらそういう会社には入らないのでしょうけど。

会社だから理不尽なことを言ったり行ったりすることはありますが、それが少数の責任に押しつけられたり、ストレスをかけたりしたらやはりそれはブラック会社だと思います。

何でこんな事を書いたのかと言えば、今日、たまたま別件で調べものをしていたときに、以前短い間だけ勤めていたブラック会社の名前が出てきたのでちょっとググってみましたが、社員募集広告が異常なほど多くてぎょっとしてしまったためです。

その会社にいたときはフォントを間違えただけで10分も頭ごなしに怒鳴られたり(ちなみにそれは他の社員の方のフォーマットを流用したものでした・・・)、私の業務上の責任や監督の行き届かないところであるはずなのになぜか私に責任が回ってきたり(未だに考えても理由が全くの謎です)、挨拶しても機嫌が悪いと全く無視されたり(ちなみに私はどんなに嫌いな相手でも真っ先に挨拶をします、それは相手に後れを取りたくないからですけど)、私の横の応接セットで声高に私のことをあれこれ話したり、いやいやすさまじかったです。

その会社にいたときはうつ症状が出始めて、あとちょっとで本格的にうつ病になるところでした。

こういう不景気な時代だからこそ、その会社の社風がよく現れるといっていいのかもしれませんね。

ちなみに今そういうことをされても一笑に付せると思います。

愚社は一棘、を賢者は一師をそれぞれ得たと言うことで(笑)。

今となってはよい経験でした。

SD110215 碧洲齋