不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

旧友のこと

今でも時折連絡している留学時代の友人が2人います。

1人は6つ年上の女性ですが・・・何と言うか・・・「俺より強い!」色々な意味で。

どうにもこうにも頭が上がりません。全てにおいて要領がよく、世界が滅亡してもサバイバルできそうなタフな感じです。そのくせ普通に結婚して優しい旦那さんと娘さんが2人います。ちなみに2人ともなかななの美少女だったりします。世の中はまだまだ、私の理解を遙かに超えた現象があると思わずにはいられません(笑)。

もう1人はこれまた変わった男。私よりも二つ下です。当時の私は今よりもずっとずっと鋭角な男で、軽く触るとサクリと斬れてしまいそうな感じでしたが、そういう私のとても重厚なインテリアを施されたアパートの中で、平気で鼻くそをほじくりながらがばがばとビールや酒を鯨飲し、ケツを掻き、屁をこき、シモネタを話しまくるような男でした。ひどい格好をしていましたが、実は石川県にある割に大きな衣料品店社長の息子だったりします。いやいや驚いたのなんのって。

どういうわけかこいつとは気が合って何度か旅行をしました。車で10時間近くかけてサンフランシスコにも行きましたし、彼の家族が来た折にはグランドキャニオンにも行きました。料理も教えてもらいました。今でもその料理をよく作ります。その後私は帰国、彼はニューヨークの寿司屋で働いていましたが、数年前に帰国しました。

確か父が死んだ年だったと思いますが、石川県に戻っていた彼のところに遊びに行きました。10数年ぶりでしたが懐かしかったですね。個人的には永平寺東尋坊に行けたのがよかったです。

来年、結婚するとのこと。いやいや先日の武友に続きめでたいめでたい。何か贈るかな。

SD101215 碧洲齋