不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

坐禅会所感

毎月第2週目は早朝と夜と二つの坐禅会があります。

早朝は強い雨の中でしたが、雨中坐禅というのはなかなか坐りやすいものです。

提唱は臨済録の末尾に近い行録。

若き日の臨済が3年越しの禅問答に臨み黄檗に問答する前に三度もブッ叩かれてしょげた話でした。

かの臨済でもそんな時代があったのかと思うと、ある意味自分の励みにもなります。(笑)

夜は文京区の小さな寺。

やはり夜の坐禅会の方がいいですね。

ほとんど努力しなくても丹田が温まります。

すっと禅定に入りやすくなります。

提唱は碧巌録第9則。

数日前から何度も読み込んで、かみ砕いたつもりでしたが、笑ってしまうほど無理解の体でした。

まだまだ、禅定が足りません。

珍しく今後の仏教、現代においてあるべき仏教の姿について老師が語りました。

老師は自分でもよくおっしゃりますが、「異端児」と自負しておられます。

しかしながら、葬式仏教の閉塞をブチ破れる、数少ない人物だと思います。

「徳は孤ならず」と論語の一節を語っておられました。

時至れば有志にも支えて頂き、事に当たりたいともおっしゃっていましたが、当然私はそのつもりでいます。

いつもとはやや違う話も交えていたので、印象的でした。

メモは取りますが、FBの禅友たちのために英訳すると捨てます。

英訳するときはいつも、ブツブツつぶやき、頭をかきむしりながら悪戦苦闘しています。

もっと英語をやっておけば良かったと、本気で思うときでもあります。

40代は武芸でも禅でも多分こういうスタイルが続くと思います。

SD101011 碧洲齋