不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

チリ地価作業員救出作戦に思う

「地上」へ…秒読み 日本時間13日早朝にも救出開始 チリ落盤事故

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101013-00000503-san-int

この作戦はよほどのことがない限り成功裏に完了すると思います。

この作戦が立ち上がったとき、真っ先に思い出したのがアポロ11号の月面着陸。またはクリントイーストウッド監督作品の「父親たちの星条旗」でもいいかもしれません。他人の生還や成功を周囲がハイエナのようにたかって利用し骨の髄までしゃぶり尽す様は壮絶なものがあります。この33人は残念ながら今までのような生活には絶対に戻れないでしょう。かなりの収入が彼らを潤すと思います。仲間内で争いが起らねばいいと願います。

何かの言葉ですが「本当に幸せになるためには、人はごく僅かなものしか必要としない」ということを彼らが不幸になる前に思い返して頂けたらと思います。危険で苦しい炭鉱労働には戻らないにしても、人生のバランスを大きく崩してしまうような局面ではぜひ、自分たちの家族と危険を切り抜けてきた仲間との絆を思い出してほしいと思います。

とりあえずは救出作戦の成功を祈ります。

SD101013 碧洲齋