今、とっても気になる国があります。
それはズバリ、ブータン王国。
なかなか行けない国だというのもあります。
うまく言えないのですが、国民全体が精神的にレベルが高い気がします。
70万人を割っているぐらい小さな国です。
九州ぐらいの広さしかありません。
今や某国が声高に喚いているGDPも、この国は世界の下から数えた方が早いぐらいのランキングです。
でも国民の皆様は国王以下、みんな真摯な仏教徒なのです。
役所の建物も寺の中にあり、本尊を中心に片方が寺、片方が役所、のような感じなのだそうです。
野良犬も多いのですが、吠えたり噛みついたりする犬もいません。
国民が皆、等しく餌を分け与えているのだそうです。
ウィキにこんな話が載っていました。
先帝陛下後崩御の折、34歳のジグミ・シンゲ・ワンチュク国王陛下が昭和天皇の大喪の礼参列のため来日しました。他国首脳の多くが経済的な協力を得るために弔問外交を行うなかで、ブータン国王はこうした弔問外交を行わず、大喪の礼に出席してさっさと帰国の途につきました。新聞記者が理由を尋ねると、国王は、「日本国天皇への弔意を示しに来たのであって、日本に金を無心しに来たのではありません」と答えたそうです。
カッコイイ!シビレル。こういう王様の元では少なくとも道徳的にレベルの低い国民は少ないと考えてよいでしょう。我が国とて毎日呆れてものが言えないほど酷すぎる連中がニュースのネタになっているとは言え、それでも世界的に見ると日本人というのは非常に高い道徳心を持っていると見られています、ちょっと信じがたいことですが。それも私は今上陛下以下、皇室の皆様の並々ならぬ努力の賜だと考えています。できたら今ひとつ、その御威光が政治家共にも浴して頂けたらと、不謹慎にも思ってしまう今日この頃。
ここの国民の皆様にはぜひ、娑婆の穢れの洗礼を受けないでほしいと思います。
それにしても機会があれば行ってみたいな・・・
SD100921 碧洲齋