さっきテレビ朝日でドラマをやっていました。
ドラマは娘3人とご主人を持つ妻が病気になって他界するまでの話のようです。
途中から見ましたが、ドラマの中の出来事は私にはなかなかリアリティがありました。
確かにあんな感じになります。
思えば私の母が他界してからまもなく11年になります。
このドラマを途中から見ていたのですが、久しぶりに母を思い出しました。
母は仕事もよくでき、生け花の師範の免許を持ち、琴や社交ダンスもでき、かつ家事は完璧にこなすほどでした。
他界する1年前からは英会話スクールにも通い始めていました。
10年前のゴールデンウィークの丁度前日に救急車に運ばれ、医者にガンを宣告され「保って半年です」と言われました。
きっかり半年で他界しました。その時は医者の見立てに感心したものです。
徐々に弱ってくるのを見ると、結局医療って大して進歩してないんだなと痛感しました。
いや、医療に携わっている方を責めているわけではなく、生き物の体は機械ほどには思うようにはならないものだと言いたいだけです。
母が他界する3日前、とても元気なときがありました。
父は病院に残り、私だけ車で病院を去りましたが、その時、突然3日後の夜に母が死ぬ事をはっきり自覚し、車を止めてかなり泣いた記憶があります。うまく言えませんが、確かに母の死期が手掴みをするように分かりました。
だから3日後の夜、電話があったときは落ち着いて、普通に弟と病院に向いました。
今でも覚えています。あの心電図のピーという音を。やはり想像したように気持ちのいいものではありません。
ただあまりにテレビでよく見るシーンと違わないので驚いた気がします。
母は母方の祖母と同じ58歳で、同じくガンで他界しました。これは少し考えさせられました。
食生活なり環境なりを点検して、同じようにならないように気を付けたいところです。
ドラマと違って母は遺書のようなものは残していません。そういうものは書かない主義だったと思います。父は急逝したので書きませんでした。ただ家は好きなように処分して構わないと、母の死後に口頭で私に言っただけです。多分私もそうすると思います。文字では残しません。やってきた事で残された人は判断してほしいと思います。
ふとそんな事を思いだした次第です。
常盤貴子さん吹石一恵さん、やっぱり美人ですね。あんな美人姉妹はちょっとあり得ない気がしますが、ま、そこはドラマという事で。
SD100911 碧洲齋