不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

プロという事

昨日、BSで「銀河鉄道999」の特集を見ました。

そこでテレビ版の「銀河鉄道999」の最終回を初めて見ました。

これが放映されたとき、私は小学校6年生だったと思うのですが、見た記憶がありません。

この「銀河鉄道999」、永遠の命、限られた命、どちらがいいかという命題を突きつけるのですが、これまた困るのが、旅の途中には意地悪な生身の人間がいたかと思えば、機械化人間でも感心するような行動をする場合もあるといった具合。

簡単にかっこよく「限りある命を一生懸命に生きる」などと言ったり、がむしゃらに「とにかく死にたくない」と思わせない辺り、「銀河鉄道999」の奥深さでもあります。

こんなのを小学生の時分に見ていたんですね。今のアニメと比べると重みがあります。

いつもながらですが、感心する声優さんがいます。

メーテル役の池田昌子さん。

いつ聞いても気品溢れる声ですね。

星野鉄郎役の野沢雅子さん、車掌役の肝付兼太さんが出演してトークをしていたのにメーテル役の池田昌子さんは声だけでした。

彼女のポリシーはキャラクターのイメージを壊さない、のだそうです。

(だから紹介などの顔写真にはちゃんと写ります、あくまで演じているところを見せないという事らしいです)

wikiで読んだ限りでも彼女の声優ポリシーはとても高いようです。

今の声優さんは結構映像で出ています。

また、近年では俳優さんが挑戦する事は全く珍しくなくなりました。(先日のアリエッティなど)

これらのやり方を否定するわけではありませんが、それと比べると池田昌子さんの演技は光って見えるような気がします。

歌の世界でも故人になってしまったZARD坂井泉水さんなども絶対に映像に出ませんでしたね。

また、夏川りみさんも歌以外の出演(ちょい役のドラマ出演など)は受け付けてないようですね。

私自身、ポリシーを貫徹できるほど意志が強くないので、こういう人たちはもの凄く尊敬できます。

(あ、お二人ともビジュアル的に私の大のお気に入り、ではありますが)

画像

メーテル様。こんな顔で池田昌子さんの声だったら、惑星の一つや二つ破壊しても・・・許されてしまうんですね・笑)

SD100814 碧洲齋