不動庵 碧眼録

武芸と禅を中心に日々想うままに徒然と綴っております。

運動会のこと

土曜日は息子の運動会でした。私が卒業した小学校でもあるのですが、明治6年に寺小屋から小学校に格上げされたのが始まりです。市内では1.2番目の古さになります。しかしながら2年前に校舎が落成して、市内では最新の校舎となりました。体育館や学童施設、文化センターなどが一緒になっている複合施設です。最近ではこのようなタイプの学校が多いようですね。

いつもはもう1週遅い平日に行われていたようなのですが、今年は1週早くした休日にしたところ、7年ぶりに快晴の元で開会できたとのことでした。

運動会や文化祭は日本の文化と言っても過言ではないほどに文化色が色濃く出ていますね。これらが良くも悪くも日本人の心の基礎になっているのだと思います。

ま、それはともかく、運動会を見ていてぎょっとしたことがありました。

入場行進を見ていたのですが、二つほど・・・

今時の子供は食べ物がよいために発育も私の時よりも更に良いのですが、肥満がかなり目立ちました。それに比して筋力の均等が取れていないのか、十分でないのか、フラフラとしていてバランスが悪いのです。

女の子なども現代食の恩恵?でせっかく胸が大きいのに(別に変な趣味はないのですが)それ以上に腹が出ていたりして、悲壮ですらあります。欧米型の肥満と言ってよいと思います。均等が取れている男の子、女の子でも歩き方を見ていると、どうも相応の筋力やバランス力を備えていない子供が多いようです。歩き方、動き方が実に怪しげなのです。

次にみんな姿勢が悪い。いわゆる猫背なのです。最初は冗談やふざけてそうしているのかと思いました。まっすぐに立っていても首の後ろや肩胛骨の辺りの背骨が明らかに不自然にこんもりとしているのです。多分これはゲームのやり過ぎ、日常生活の不健全さから来るのではないでしょうか。背骨が不自然に曲がっていると内臓や筋肉、引いては精神的な領域にまで弊害がくると聞きます。運動でも武道でもいいので、そういうことをもっと取り入れて身体を正しく使って欲しいところです。

うちの息子は意外にも私の同年代に比べて運動神経が良いようで、徒競走も2位でした。

それにしても私もそうでしたが、父兄たちもいかにうまく子供を撮影するのか、実に熱い戦いでした。なるほどこれなら撮影機器も売れるはずです。中にはプロと見まごうばかりの機材を持ち込んでいた方もいました。

SD100525 碧洲齋